手帳の湖

手帳にまつわる自省録

ハダカで持ち歩ける手帳、TNP

今年の手帳の抱負を書いたエントリーを見返してひとりでずっこけてたんだけど、元々は「ミニ6タイプの手帳を試す」のが2024年にやろうと思っていたことだった・・・らしい。すっかりエルメスアジャンダヴィジョンにハマって使っているうちにミニ6試そうという気持ちが薄れてしまっていたのだ。というか抱負を書いたことを忘れていた。

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終の住処のような終の手帳を決めたいなとこのブログでも何度か書いているが、バシッと「この手帳で行く!」というのはなかなか決まらない。一応候補は「SD手帳」「エルメスアジャンダヴィジョン」「能率手帳ゴールド」に絞った・・・つもりだが、やっぱり寄り道したくなった。・・・やっぱり!

たぶん僕はひとつの手帳に決めてずっとひとつの手帳だけを使い続けるのは無理なんだろうな・・・。わかっていたけれど。

・・・というわけで(?)半ば衝動買いに近いが”トラベラーズノート パスポートサイズ”を手に入れた。(以下、TNP)うん、ミニ6ではないな。

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この手帳、かなり以前から購入候補としてずっとリストアップしていながらもうかれこれ10年近く買わずにきた。自分の理想に割と近いところにいる手帳だとわかっていながら、以前使ってうまく行かなかったトラベラーズノートのレギュラーサイズのイメージが先行してなかなか手が伸びなかったのだ。そうこうしているうちにSD手帳を手に入れたり、エルメス手帳に傾倒したりと、ついに買うタイミングがなくなったか?と思いきや。

SD手帳の時もそしてヴィジョンの時もそうだが手帳をカバンに入れる時に相性のいいポーチを探していて、いやそもそもやっぱりハダカで持ち歩きたいよね、雑(ラフ)に扱える手帳の方が結果的に使い勝手がいいのかもしれないね、とかまた考えるようになってきた。で、その候補がTNP。TNPの最大のメリットは”超雑に扱える”点。ラフに使って傷だらけになってもそれが味となるし、そもそも革がしっかりしていて具合が良い。プロッターとも迷ったけど、リングがないTNPのほうがより扱いに気を使わないかもしれないと思った。

そしてTNPの弱点(というか僕の好みではなさそうなところ)は180度開かないことと、オプションのペンホルダーがあまり好みではないところ。180度開かない問題はヴィジョンでも味わっている問題なのだけれど、TNPの場合は”ブラスクリップ”というオプションのクリップで開きっぱなしにできる。どちらかというと”映え”のための製品な気がするが、いいポイントを押さえてるなと思う。

ちょっと使ってすぐヴィジョンに戻る気がしなくもないが、このカバンにそのままポンと放り込んでおいたりズボンの後ろポケットに無造作に押し込んで置けそうな手帳はストレスフリーさをうまく醸し出してくれるだろうか。デメリットを理解した上で楽しんで使えるだろうか。

手帳を持ち上げようとした時に爪で引っ掛けてキズつけないかビクビクしなくていいのはかなりポイント高いんだけど、使い勝手とバランスがとれるかどうかだなー。カスタマイズ性が高いので楽しみ、ではある。