手帳の湖

手帳にまつわる自省録

Flatability

手帳に求める機能性はいくつかあるが、その中でもこれは重要!とあらためて感じているのが”平坦性”(Flatness/Flatability)だ。手帳を開こうとした時に180度パタンと開いてその状態を保てるかどうか。これが手帳の使いやすさに直結する。

気に入ったデザイン(見た目)の手帳を見つけるとこの平坦性には少々目を瞑って手に入れて使い始めるんだけれど、そのうち・・・結局あまり手が伸びなくなる。(TNP、君のことだ)フラットに開く状態を維持できるかどうかが筆記性(書きやすさ)、閲覧性(見やすさ)にめちゃくちゃ影響するからだ。

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システムダイアリーのハイラインバインダーを横から見たところ。

僕の最愛の手帳の筆頭であるSD。その中でも最も気に入っているバインダーがハイラインバインダーといってSIRUHAとのコラボモデルなのだけれど、これが使えば使うほど使いやすくなっていく素晴らしいバインダー。経年変化で傷もつき、当然ヘタってくるわけなのだが、それと並行して使用者の手に馴染み、平坦性はますます向上していく。

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ほら、こんなに開く。

僕が最近色々試している手帳の多くはこの”開いた状態を維持”するのができなかったり、中途半端に開く”半開き”状態になるものも少なくない。もちろん平坦性だけが手帳選びの重要なファクターなわけではないので、他の項目も含めて総合的に判断する必要はあるけれど、最近SD以外の手帳を多く使う中でFlatabilityはやっぱり重要だなと思った。能率手帳ゴールドなんかも使えば使うほど使いやすくなって平坦性もアップするのでよくできた手帳だなと思う。

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システムダイアリー ハイラインバインダーとLamy2000 4色ボールペン。

話はちょっとだけ逸れるが、英国の手帳愛好家(fILOFAX愛好家と言った方がよいかも)でYoutubeで”Flatability”というチャンネルを運営されている方がいらっしゃる。時々拝見するんだけれども、Flatabilityと名付けるだけあってこの方も手帳がフラットに開くかどうかを重要視されている。かなりマニアックなチャンネルだがfILOFAX好きな人が見たらかなり面白いと思う。当たり前だが前編英語。英語がわからない人は雰囲気だけでも楽しめるかと。僕もそう。ちなみにシニアのおじさんなんだけど声がめっちゃよくて聴き心地がいい。動画を見てるとヴィンテージfILOFAXが欲しくなってしまう。どうやらfILOFAX Winchester推しではなくSherwoodやPortland推しっぽいんだけど(僕の拙い翻訳能力で把握しているだけなので若干怪しい)。いいなぁ。SherwoodもPortlandも。

昨日と一昨日のブログでも書いたように、ミニ6やバイブルサイズの手帳も色々物色して買って試してみたいと思っているが、同時に元々持っているSDの良さも再確認している。SDのリフィルをハイラインバインダーにセットするのはかなり久しぶりだけど、このバインダー、やっぱりいいよなぁ。