手帳の湖

手帳にまつわる自省録

トータルバランス

先日、手帳それぞれに世界観がある、と表現したけれど、大きさや肌触りそして全体的な質感などトータルでよい手帳であると思えるかが使い続けられるかどうかのポイントになると思っている。

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今年使ったいろんな手帳たち。

と考えてはいるけれど、トータルバランスを構成する各要素と自分好みのその配分みたいなものををちゃんと分解できて把握できているかと言えばそんなことはなく(だから色々な手帳を使ってみたくなるし色々迷うんだけど)よくわかんないまま感覚で良し悪しを感じている気がする。なんとなく好きという感覚も重要だとは思う。でもそのなんとなくを分解してみたくなる。

手帳の好みとしては小型の手帳ということで明確なんだけどその大きさはかなりブレがちだ。パスポートサイズがちょうど良かったり物足りなかったり。革手帳が至高ではあるけどビニール手帳の手軽さが実は使いやすかったり。綴じ手帳が書く時にストレスを感じないと思っていても、システム手帳が180度開いた状態を保てる方がストレスフリーだったり。そのシステム手帳が全てパタンと完全に開くわけではなくて手帳カバーの仕様や経年変化によって違いがあったり。書き出すとたくさん重要ポイントがでてきて、その全てを満たす手帳はないよなということを身に沁みて感じるところである。まさに完璧な手帳などないのだ。

大きさ比べ(NoltyライツメモとSD)

今週から使い始めているNoltyライツメモとシステムダイアリー(SD)の大きさ比べ。

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Noltyライツメモ小型版(カバーはHermes)/SD(システムダイアリー)

SDの方がひとまわり大きい。ライツメモはパスポートサイズ。この大きさの違いは少しの違いだが大きな違いだ。写真はHermes agenda GMとSDの比較になってしまっているけど。持ち歩きの利便性(=すぐにメモが取れる)とリフィル面積の大きさ(大きい方が書きやすい)とどちらを優先するのか。それによってメイン手帳の座が変わってくる。今の所用途を変えて同時使いの予定はなくて、今週はSDをお休みしてライツメモを単独で使うようにしている。なんという面倒臭い運用なのだろう。自分でも不器用だなと思いつつ、両方の手帳のメリットデメリットを比べながら交代で使っていこうと思っている。

 

 

とりあえずいい感じ

使い始めたライツメモ。

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Nolty+Hermes+Drehgriffel.

とりあえずいい感じ。

手のひらサイズなので肌身離さず持ち歩きやすい。SDよりほんのひとまわり小さいだけなのだけど、ポケットの出し入れのし易さがかなり違う。

パスポートサイズは使いやすい。でもリフィルの大きさが犠牲にはなるのでそのトレードオフな関係にどう折り合いをつけていくのか。今はあまり小ささは気にならないけれど、慣れるとそのうち気になってくるはず。

世界観に慣れる

新しい手帳、Noltyライツメモ小型版を使い始めた。3年近く愛用しているSD手帳を少しお休みして、昨日と今日は1日ライツメモだけを使ってみている。

初めて使う手帳。週間フォーマットも今まで使ったことのないバーチカルっぽいメモ欄みたいなもので、自由な感じで使い方の可能性の広がりを感じる。3年間レフト式に慣れ親しんできた身としてはかなり戸惑いを感じる。だがこのパスポートサイズからくる小型感は手にすっぽりと収まり、SD手帳よりひと周り小さいそのフォルムは機動力は抜群だ。冬の間は上着のポケットにもすんなり入るので、本当にこれ一冊で過ごせるかもしれない。

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Noltyライツメモ小型版。カバーはもともと持っているエルメスのアジャンダGMだ。

手帳それぞれにそれぞれ独自の世界観みたいなものがあると感じている。SD手帳にはSD手帳の、ほぼ日手帳にはほぼ日手帳の、ジブン手帳にはジブン手帳の世界観がある。Noltyにも当然Noltyらしさみたいなものがあるはずなので、その世界観に慣れたいなと思う。そしてこの小型のライツメモはフォーマットにクセというか独自性があるので、使い倒してこのフォーマットを使いこなしたい。そのように感じる。とりあえず2日間ではなんとも言えず、まだ慣れない。

まずはいつも持ち歩いてしっかり使ってみて、自分の体の一部のような感覚が持てたら(自分にフィットする手帳なのだろうから)愛用手帳としてさらに使い方に磨きをかけていきたい。惚れ込んでいるシステム手帳であるSD超えはあるのか、またしても出戻るのか。楽しんで経過を追いたい。

 

 

イルビゾンテ パスポートケース

ずっと前から注目していたイルビゾンテのパスポートケース。革製品大好き人間且つ手帳大好き人間なのでその存在は当然知っていたのだけれど長い間購入には至らなかった。このパスポートケースだけじゃなくてミニ6のシステム手帳も気になっていたけれど、ついに手に入れたのはパスポートケースの方。パスポートケースも2種類あって、ポケットが充実しているタイプとシンプルなブックカバーテイストなものがある。ぼくはシンプルなやつにした。価格はシンプルな方が安い。思い切って買ってしまった。衝動買いとも言える。

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イルビゾンテ パスポートケース、アカチャ。

カラーは豊富にあってかなり迷った。基本黒い革の小型手帳が好きなのでブラックにしようかどうか迷ったんだけど、経年変化を楽しめそうな渋めの色にしようと赤茶を選んだ。味のあるいい色だ。

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このイルビゾンテのパスポートケースを購入したのはNoltyライツメモと組み合わせるためだ。昨日エルメスアジャンダGMに挟んでいるエントリーを書いたが、元々の本名カバーはこのイルビゾンテ。エルメスはライツメモを買った後でサイズぴったりなことに気がついた副次的要素。ドレグリフルの派手なボールペンもこちらのカバーの方がしっくりくる気がする。

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パスポートケースなので、パスポートサイズの手帳やノートにピッタリとあうサイズ。ライツメモは本物のパスポートよりもやや小振りだけど厚みがあるので結論ピッタリ。同じく小振のNoltyの方眼メモと一緒に挟んで使うのがよい。パスポートサイズで有名な無印のノートはライツメモよりも幅が広いので一緒に挟めなくはないけれど挟みにくいし一緒に使うとなると使いにくい。それぞれこのイルビゾンテのカバーにはフィットするので使うなら別々に使う方がよいだろう。

昨日書いたエルメスアジャンダGMも今日書いたイルビゾンテもどちらもライツメモにぴったりでウキウキしてくる。どちらも気に入っているので交互に使っていこうと思っている。

ライツメモとHERMES

手帳は1月始まりといいつつ実質12月始まりのものが多い。ひと月先に来年の手帳を使い始めることができる。今年の手帳を12月末一杯まで使い切りたい思いと来年の手帳を早く使い始めたい気持ちのせめぎ合いで大変だ。ここ数年はメイン手帳であるSD(システムダイアリー)一本でやってきたので手帳の情報移行は不要だし、リフィルを少しづつ入れ替えていくだけなので年末年始もバタつくことなくシームレスに使えていた。システム手帳のメリットの一つとも言える。

来年のSDのリフィルも手に入れているので2024も使う想定でいるのだけれど、来年はもうひとつ、メイン手帳に昇格させるかもしれない手帳がある。つい先日手に入れたライツメモ(Noltyライツメモ小型版)だ。今週終わりから12月に突入するのでウィークリーダイアリーが明日11/27(月)週の分からある。早速明日から使い始めようと思う。

ここ数日のエントリーはいずれも小型綴じ手帳のライツメモに関わる連作的なエントリーで、綴じ手帳回帰の考えと、選んだ手帳とそのセッティングについて書いている。

今、興味がある手帳」(2023.11.21)

振り返りたくなった」(2023.11.22)

Noltyライツメモ小型版」(2023.11.23)

ドレグリフルボールペン」(2023.11.24)

ロイヒトトゥルムペンホルダー」(2023.11.25)

かなり衝動的に入手した手帳なのでその分飽きるのも早いかもしれない。そうなったらまたSDに戻ることになるかもしれない。でも明日からは一旦この手帳にどっぷり浸かってみようと思うのだ。去年ハンデイピックSを使い始めた時以上にピンとくるものがあるのだ。

そして、手帳カバーとしてHermes Agenda GMをまずはセットしてみた。過去にGMにセットするリフィルを探しまくっていた頃には気づけなかったがGMとライツメモがまさかのシンデレラフィット。(色々検索してみたら既にこのセットを愛用されてる方がいらっしゃいました。なので僕が発見者というわけではない。)大好きなのに出番の少なかったカバーにスポットライトを当てることができて嬉しい。

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ぴったり。手にもちょうど収まる。しっくりきてぐっとくる。この独自のフォーマットにちゃんと慣れることができるかどうか。楽しみだ。

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GMのカラーとドレグリフルのカラーがマッチしないんだけど、いったん気にしない。慣れてきたらペンのカラーを考えることにする。

しばらく使(浸)ってみて、使い勝手などをまた記していきたい。

 

ロイヒトトゥルム ペンホルダー

Noltyライツメモ小型版(今後このブログでものすごく登場しそうな予感がするので今後ライツメモと呼ぶことにする)を買って来週から使い始めるのを楽しみにしている。昨日は相棒役に抜擢したドレグリフルボールペンを投稿したが、今日はさらにその相棒たる”ロイヒトトゥルムペンホルダー”について書きたい。

別に新製品でもなんでもないのでご存知の方からするとなんの新情報も得られないエントリーになるが、最近入手した僕はこのペンホルダーとドレグリフルボールペン(カランダッシュ849も)の相性の良さに興奮している。”いつも手帳を肌身離さず持ち歩きたい”僕としてはこのセットの機動力に大いに期待したい。

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ロイヒトトゥルムペンホルダー。構造はシンプルで、シール式になっていて貼り付けるだけ。以上。ライツメモにはグレーを選択した。ループ部分はゴムになっていて、細めのペン軸をがっちりホールドしてくれる。太軸は入らない。無理に入れようとすると負荷がかかって手帳の紙が損傷しそうなので基本はドレグリフルか849を使う想定にしている。

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もうひとつライトブルーも持っている。これはほぼ日手帳weeksMEGAスニーカーに取り付けている。2024年のスニーカーの本体の色に合わせた。あ、このブログでまだほぼ日手帳weeksMEGAスニーカーについて書いてなかったことを今このエントリーを書きながら気がついた。来年の手帳候補として買っていたのだった。そのうちブログに書くかも。

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このペンホルダーのよいポイントは手帳の側面にジャストフィットするところ。うまく貼り付けできたら写真のように手帳本体からあまりはみ出さずにセットできるので、ポケットの中で引っかからない。納まり具合をベストな状態に持っていける。

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貼り付け位置は若干悩んで、貼る時は若干緊張する。

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ほぼ日手帳weeks +ロイヒトトゥルムペンホルダー+カランダッシュ849。849のペンクリップがややはみ出るけどいい感じ。

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Hermes Agenda GM+ロイヒトトゥルムペンホルダー+カランダッシュ849。手帳の中身はライツメモ。超しっくりくる。

グレーのペンホルダーもライトブルーのペンホルダーもどちらも2024年の手帳に貼り付けたので約1年のお付き合いになる。ファーストインプレッションがとてもよいのでこのままずっとお気に入りになるといいなぁ。