手帳の湖

手帳にまつわる自省録

システム手帳の構成(PTM)

最近PTM(Personal Time Management)Milano のDEERはいいぞ、ということばかり書いているのだけれども、このバイブルサイズ手帳の中身を紹介していなかった。例のごとく手帳の書き込みはほぼお見せしないポリシーなのだが、書き込んでいないページを載せるのは造作もないことなので張り切って手帳構成を紹介しようと思う。とはいえ特に面白みのない、装飾一切ナシの中身なので「へー、このおじさんはすごくフツーの使い方してるんだね」ぐらいの感じで見ていただければと。

というわけで今回は写真多めの記事です。

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PTM DEER。正面から捉えたところ。現在の相棒はLAMY2000の4色ボールペン。芯はジェットストリームに換装している。右側に耳たぶのようにはみ出ているのはペンホルダー。ペンホルダーというかこれはペンシースと呼んだほうが正しいのかも。

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表紙を捲ったところ。カードホルダーとポケットがあるのだが、カードホルダーは小さいので使う予定なし。もともと入ってたPTMのブランドロゴの白いカードを挿しっぱなしにしている。KNOXのリフターを装着。

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年間カレンダー。あまり見る機会はないが、たまに俯瞰して予定を考えるときに。

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マンスリースケジュール。2024年度分はKNOXのタブ付きマンスリーにしている。タブ付きはかなり使いやすい。その他の感想としては、マンスリーブロックは方眼じゃなくてもいいかな、といったところ。

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ウィークリーページ。レフト式からバーチカル式に切り替えたのがかなり遅い時期だったので、手に入れることができたのがBindexの平日重視タイプのみだった。使い勝手はまずまず。使用頻度が高いページなので、2025年度版はバーチカルのフォーマットの中からあれやこれやと吟味したかったのだけれど・・・。残念ながら思ったよりも選択肢がなく、悩んだ結果QuovadisのTimer 17を使ってみようと思っている。

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ここからはノートページ。fILOFAXの紙製のディバイダーを流用している。「DIARY」「NOTES」「PROJECTS」「INFOMATION」「1」「2」「3」「4」「5」の計9タブにそれぞれ仕事とプライベートの内容を分類してメモしたりストックしたりしている。

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一番後ろのひとつ前のページ。左側には紙類を挟める透明ケースを1枚挟んでいる。(隠しているが)息子がくれたメモやイラストを挟んで時折見返してパワーを得ている。

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一番最後にはKNOXのリフターを。裏表紙にはポケットとペンシースがついている。このペンシースの存在感がすごい。この手帳の大きな特徴且つかなりの推しポイント。下部にはPTMのロゴがある。

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手帳を裏返したところ。ベルトがない手帳なのでかなりシンプル。

ザ・手帳、という佇まいと、スケジュール管理してます、といったリフィル構成。映える手帳でなくて大変恐縮なのだけれども、これが僕の手帳構成だ。ここ数年間愛用しているSD(システムダイアリー)と基本構成はほぼ変わらず、メモやノートといった記録のやり方・運用もほぼ同じスタイルを継承している。単純にサイズアップ。唯一ウィークリースケジュールのフォーマットだけレフト式からバーチカル式に変えている。

今回はPTMのDEER(バイブルサイズ)を大解剖(?)してみた。国内で発売されているシステム手帳(この手帳はMade in Italyです)の中では特に有名だったり人気があったりするわけではないけれど、シンプルで奥深い、かなり素敵な手帳なのだ。手帳として僕の理想にかなり近いスペックを要しているので、大切にしつつラフに使っていきたい。

 

 

システム手帳のサイズ変遷

常に手帳を携えて、いついかなる時もさっと開きメモしたり予定を確認したい。なんでもかんでもメモをするメモ魔ではないけれど、急に浮かんだアイデアや、突然思い出したやるべきことなどを逃さず捉えたい。ライフログを取り続けたい、というのとはちょっと違ってて、頭の中に浮かんできたものを霧散させずに書き留めて、忘れても見返すことで思い出せる。そんな状態にして頭の中もスッキリさせたいのだ。「書いて忘れて見て思い出す」ようにしたい。

手帳を携行するためには当たり前だが携行できるサイズを決める必要がある。僕が現在持ち歩き手帳として愛用しているのはシステム手帳。サイズはバイブルサイズだが、このサイズになったのはつい先日のことだ。手帳歴30年越えの中でもシステム手帳サイズ遍歴は、

・バイブル→ミニ6→バイブル→SD(ミニ6相当)→M5→バイブル

となっている。バイブルサイズを基本に小型の手帳との間を行ったり来たりしている。A5サイズのシステム手帳は使ったことがない。このブログの話題の中心的な手帳であるSDはここ数年で急激に気に入って使っている手帳で、僕の手帳遍歴の中では歴史が浅い。しかしながら手帳歴の中でシステム手帳を使っていた時期もさほど長くはないので、システム手帳に分類するとSDはけっこうしっかりと使っていた方に入る。

過去最愛の手帳、と言っていいだろう。SDのハイラインバインダー。

SDシリーズ。最愛のバインダーである左上のハイラインバインダーはSIRUHAとのコラボモデルだ。SDを検討されている方には一番お勧めしたい。そして基本的にどのバインダーも使いやすいところがSDのよいところ。

SDを使い倒したおかげでシステム手帳の良さ・便利さを再確認できて自分の身体にシステム手帳ならではの使い方を染み込ませることができた。このままSDにメイン手帳として活躍してもらうことに異論はなかったのだけど、息子のスケジュールも合わせて管理する要件が追加されたので、小型のミニ6サイズに相当するSDではちょっとばかり心許無く感じたのだ。そうして、再びバイブルサイズに戻ってきた。

今、メイン手帳になりつつあるバイブルサイズの手帳、PTMのDEER。

他にもバイブルサイズは何冊か持っている。

アシュフォードのM5(商品名不明)。これはメモ帳として使っている。

fILOFAXのSandhurst(Mini6)。まったく出番なし。サイズはSDと同等だが使い勝手はSDの圧勝。

手帳の使いやすさはサイズだけでは決まらないので、自分の用途に合ったサイズ選定と、用途に合ったバインダーとリフィルを選ぶ必要がある。この組み合わせは星の数ほどあるので、そこに独自性を見出せるのがシステム手帳の醍醐味だ。しばらくの間SDというガラパゴス島でシステム手帳を満喫していたので、いざバイブル手帳にサイズアップした時の”どのリフィル選べばいいの?”状態になったのは新鮮だった。(とはいえウィークリーバーチカルの選択肢に不満が。)

バイブルサイズの手帳でも自分にあう、しっくりくる手帳がなければすぐにでもSDに戻るだろう。細かなスケジュール管理するにはミニ6サイズは向いていない気もするがそれでもSDの使いやすさは突出している。そう考えながら見つけてしまったのがPTMのDEER(バイブルサイズ)だ。鹿革の特別感も感触も耐水性も魅力的、ベルトなしでKRAUSE16mmというSDを大きくしたようなバランス具合と使い勝手のよさ。太軸でも入る包み込むタイプのペンホルダーはペンを持ち運ぶストレスが限りなく低い。いろいろと僕の好みに合致していたのでサイズアップに踏み切った。

見た目以上に使いやすい、PTM DEER。見た目も映える方だとは思う。

SDとの決定的な違いは「ポケットに入らない」だ。これはどうしようもない違いだが、実際に手持ちにしないのは移動の時間。それ以外は手で持つか手元に置いておくのでサイズの違いが大きな問題にはならない。そしてカバンをトートバッグに変えたことによって移動時の筆記までのスピード(カバンから取り出す速さ)が変わったので、ポケットに入れておかなくても問題がなくなった。バイブルサイズの手帳であっても、トートバッグからさっと取り出して書きゃいいのだ。

というわけで、ほぼいつも書いていることとあんまり変わらないけれどもシステム手帳の変遷とサイズアップの流れについて書いて見た。このブログは”自省録”として自分自身で振り返る日記のような体裁で更新しているので同じような内容の繰り返しになるが「またこの人おんなじこと言ってるよ」ぐらいの感じでマンネリズムをお楽しみいただけると幸いです。

バーチカルリフィル選び

まいった。ちょっと軽く考えていたかも。システム手帳バイブルサイズのウィークリーバーチカルリフィル選び。もっと選択肢があると思ってたけど・・・。

システム手帳の週間ダイアリーもバーチカルにしたい。しかもジブン手帳やアクションプランナーのような”土日均等型”にしたいと思っていて、いくつかのメーカーから選ぼうと思っていたけど、あれ?ない。土日も同じサイズのフォーマットのラインナップが全然見つからないのだ。僕が見つけた候補はBindexの「週間ダイアリー7」。このフォーマットは土日も同じ幅サイズ。他は軒並み”平日重視型”。そんなに需要ないのか土日均等タイプ。日付ナシのフリータイプじゃなくてちゃんと2025年版が欲しいのだ。

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とりあえず入手した2024年のバーチカルリフィル。Bindexの平日重視タイプ。この時期から手に入れることができるのがこのタイプだけだった。

先日も書いたようにデザイン的にはかつて使ったことのあるQuovadisのTimer17のプレステージが好みではあるし最有力候補なんだけども(視認性も高そう)これも平日重視タイプで土日欄が小さい。メモ欄が大きくてシステム手帳で記入のしやすい右側にあるのはポイント高いし使いやすそうではある...。かつてのexaconpta(エグザコンタ)の手帳のバーチカルフォーマット(アクションプランナーはこのフォーマットをオマージュしていると思われる)やクオバディスのフォーマットにはなんだか美しさを感じるのだ。毎日開くページなので”好みのタイプか否か”については気にすべき結構重要なポイントだと思うのだ。

というわけで純粋に土日均等タイプの「週間ダイアリー7」か好きなQuovadisのTimer17のプレステージ、ウィークリーバーチカルリフィルはこの2択かな。どっちにするか迷うぞ。

というわけでお出かけ帰りに紀伊國屋に立ち寄ってみた。Quovadisの取り扱いはないので「週間ダイアリー7」をみてみたけれど、うーん、見た目はあまり好みじゃない。なんだかワクワクしないときめかない。こりゃ、QuovadisのTimer17に決めた方がハッピーかなぁ。ちなみに紀伊國屋レイメイ藤井のDate Your Dreamリフィルにも土日均等タイプのリフィルがあったけど、ぜんぜん好みじゃなかった。渡邉美樹氏の格言入り。

よし、QuovadisのTimer17に決めよう。