手帳の湖

手帳にまつわる自省録

使い慣れた手帳

手帳を永く使っていくにあたって理想的なのはおそらく”気に入った同じ手帳を使い続ける”ことだろう、と思っている。手帳にはいろんな種類がある。そして手帳の使い方は人の数だけある。僕を含めて世間では”この手帳がいいよ””この手帳の使い方がおすすめだよ”と紹介している人達がたくさんいるが、それが受けた側にとって”良い手帳とよい使い方”なのかはわからない。伝える側の人にとっての最高の手帳は、あなたにとっての最高の手帳とは限らない。もし仮に「この手帳が万人にとって使いやすい唯一無二の手帳だ」「この手帳術が誰にとっても役に立つNo.1の手帳術だ」ということを本気で言っている人がいたら、さすがにそれは違うよねー、と思う。手帳や手帳術の良し悪しや優劣みたいなものは主観によるもののはずだからだ。

システムダイアリー。僕のお気に入りのシステム手帳だ。

僕自身も手帳に関するポリシーはあるしこのブログでも何度も書いてきているが、あくまで僕個人の考えであって皆に同じような考えでいて欲しいというような気持ちはない。僕にとっていいよねと思うことを書き連ねているだけだ。もちろんもし同じような手帳観を持った方と出会えたらそれはそれで素晴らしいことだと思う。

なので、それぞれの人がとてもよいと思える手帳に出会えて、それを飽きずに使い続けることができる、それが一番良さそうな気がする。手帳を使い続けると、その手帳に慣れてくる。使いやすい部分、いまいちな部分あわせて自分なりの使い道が出来上がったら、さらにその人にとっての最高の手帳に近づくのだと思う。僕のようにコロコロ手帳を変えていたらその域に達しないのではないか。そう思ったりもする。

とはいえ手帳は色々物色したくなるもので、困ったものだ。2023年もいろんな手帳を使ってみたが、結局SD手帳(システムダイアリー)に戻って来ているのは、ある程度SD手帳の使い方が確立されつつあるから、どうしても他の手帳が使ってみたもののイマイチ、SD手帳ほどではないな・・・と感じてしまうからなのかもしれない。

今日は小難しいことを書いてしまった気もするが、自分にとって一番だなと思える手帳探しはまだまだ続くので、”使い慣れた手帳だけを使い続ける”ようになれるのはまだ先かな・・。