手帳を何に使うかによって“使いやすい手帳”は変わってくる。そもそも人の好みもバラバラだし、その人も時と場合によって環境や立場が変わるだろうから全ての状況にマッチした手帳というものはかなり幻想に近い存在だろう。
そうやって買って試す手帳がどんどん増えていくというわけだが笑、僕が今使っている手帳はかなり僕の理想に近い。近いが当然満点ではない。でもかなりいいセンをいっている。

僕の手帳の理想は「書きたい時にすぐかける」なので、その理想を満たすためには小型である必要がある。そうやって小型の手帳を多く使ってきた。時折り大きめの手帳に戻ったりもしながら、小型の手帳に戻ってくるのだ。

小型の手帳でもSD(システムダイアリー)と能率手帳ゴールドは僕の中でも別格で、システム手帳と綴じ手帳のそれぞれのベスト手帳という風に捉えてきた。システム手帳と綴じ手帳はそれぞれ一長一短。システム手帳であるSDは4年近くずっと第一線で活躍してきたが、メリットだけでないデメリットもかんじるようになり(SDの、というよりシステム手帳としての)綴じ手帳に戻ってみることにした。

能率手帳ゴールドに戻ろうと思っていたけれど、兼ねてより気になっていたペーパーリパブリックを試してみようという気になり、実際に買って使い始めてハマった、とこんな流れになっている。
パッと見はTNP(トラベラーズノートブックパスポートサイズ)と似ているのだけれど、サイズも革質も全く違う。TNPの方がだいぶワイルドだ。ペパリパは欧州の雰囲気が漂っていて、ブランディング的にもオシャレでお上品だ。TNPも上品だけども。
ペパリパの何がそんなに気に入ったのかについてはこれからもしつこく繰り返し書いていくだろうけれど、まずは柔らかな革の質感。フラットに開くカバー。純正のプランナーもフラットに開く。この辺はTNPと違うところ。リフィルの紙質も良いし、サイズも一番好きなモレスキンサイズ。A6よりも小さくスリム。
プランナーを1年分持ち歩きたい、メモ(ノート)は時系列に書き殴ればいいという風に考えるようになったので、ペーパーリパブリックは手に収まるちょうどいい手帳なのだ。文庫本カバーではなく真ん中のゴム紐で留める方が安定感があって好きだし、トラベラーズが好きな方は気にいると思う。機能的にはTNPと同じっちゃ同じなんだけど、パスポートサイズは求めるサイズに対して絶妙にやや小さい。
そんなこんなでペーパーリパブリックのグランボヤージュポケット。使いまくろうと思っている。