手帳の湖

手帳にまつわる自省録

マーブル模様のボールペン

手帳の一番の相棒となる筆記具の中では”ボールペン”が一番使いやすく好み。手帳に合う、使いやすいボールペンを探して見つけるのも楽しみのひとつだ。

パイロットのTIMELINEはいろんなところで良い評判を見聞きするのでずっと気にはなっていた。けっこう長い期間買うか買わないかの結論を出さずにダラダラと検討を続けて、やっとこさ手に入れた。評判通りいいです。このペン。

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PILOT TIMELINE ETERNAL RED。

持っているボールペンの中で一番好きなのはモンブランの161、そしてLAMY2000の4色ボールペンだ。ただどちらもペンケースに入れるか手帳に挿して持ち歩くのが望ましいのでペンを挿せないタイプの手帳との相性はイマイチだと思っている。

手帳と別々で持ちつつ、いつもポケットに入れておき、いざとなったら手帳を開くと同時にペンも取り出してササッと記入する。そんな動きをとれるボールペンはないものかと物色して「ツイスト式のボールペン」が良さそうだということに気づいた。ポケットの中でノックしてしまう事故が起きにくいから。

ツイスト式のペン(モンブランもそうだ、)も過去にいくつか手に入れたけれどペン先を完全にしまえるものは少ない。というかほぼない、というか知らない。ファーバーカステルのエモーションなんかもツイスト式でコンパクトなサイズで見た目も書き味も非常に良いのだが、いかんせんポケットに入れると先が尖っていてへたすると太ももに刺さる。

・・・と、そんなこんなでゆっくりじっくり検討した中で候補として浮かび上がって来たのが”TIMELINE”だ。ペン先が完全に軸内部に収まるのでこれで太ももの怪我も防げる(笑)。

TIMELINEにもいくつか種類があって、最初は木材の質感が渋い”PAST”がいいなと思ってたのだが、買う直前で大逆転、結果的にマーブル模様の”ETERNAL”に落ち着いた。マーブル模様そのものはもともとあまり好みではなかったのだけれど、個体ひとつひとつ模様が異なるという点に惹かれたのと(オンリーワン的なモノに弱い)、グリップの握り具合がよいと評判だったのと、そして何よりもマーブルのレッドなら相棒になるであろう僕のマルーンカラーのHERMES AGENDA GMと相性がよさそうだと思えたことによって、”けっこうええやん、こっちにしよ”となった。

今使っているエルメス手帳は”耳なし”でペンを挿す場所がないので、ペンは当然別持ちになる。手帳もペンもハダカで持つシチュエーションが多いが、このペンなら持ち歩きやすいし、素早く筆記モードに移ることができそうだ。

”ダブルアクション”と名付けられた、2段階機構でペン先を完全に収納することができるシステムはペン先がぐらつくといった意見もあるようだが、今のところ気になるようなことはない。僕の場合走り書きメモがメインで長時間筆記はしないので今後多少ぐらついたとしても気にするほどのことではないだろうと思っている。

使い始めて間もないが、かなり気に入ったボールペンだ。