手帳の湖

手帳にまつわる自省録

SDとHERMES(2)

HERMES AGENDA GMをメイン手帳に昇格させて使い出して6日目。2年半以上メインの座に座り続けてきたSD手帳とは手帳の仕組みというかシステムが全く異なっている。SD手帳はいわゆるシステム手帳。エルメスはどちらかというと綴じ手帳に近いが、リング式の手帳だ。

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SYSTEM DIARYとHERMES AGENDA GM

どちらの手帳もほぼ同じようなサイズで、僕はこの大きさが一番使いやすい。(リフィルの大きさはSD手帳のほうが大きい。)

ここ数年システム手帳の良さ、特に”とりあえず書いて後で分類する”というメリットをとても感じて使ってきたが、2023年に入って急に綴じ手帳に戻りたくなった時期があった。分類しすぎるとあとで検索しにくいという弊害も感じてきたりして、モレスキンをメインのメモ帳に使っていた時の”何でも時系列に記録する”やり方に戻るのもアリだなと思えて来たのだ。あとはやっぱり綴じ手帳に比べると手帳のページめくりは若干ストレスなのだ。(といってもSD手帳はリングのカタチが特殊ということもあいまってか、比較的捲りやすいと感じている。)

エルメスの手帳はSD手帳よりも前から持っている手帳なので”一度挫折した手帳”になるわけだけれど、その一番の理由は”手帳とペンが分かれていて持ち歩きにくい”だった。あとはリング式のフォーマットがそこまで気に入らなかったという理由もある。手帳とペンが分かれていて使いにくいというのは能率手帳ゴールドにも当てはまる理由だが、エルメスは探せばペンを挿せる”耳”がついたモノも出回っている。耳つき手帳にすれば一番のデメリットは解消するかもしれないなと思いながら手持ちのエルメスを使い始めている。

環境や諸々の要素、その時々でいいなと思える手帳は変わってくるけれど、今はリング式もいいなと思えることがエルメス再登板に繋がっているし、やはり高級なモノだけあって、革の質も含めて手帳全体のモノとしての質が高い。これは”持って満足、使って満足”に繋がる。僕は決して高級ブランドを蒐集したりする派ではないのだけれど、いいものはいいなと思う。

そんなわけで、SDからHERMES、つまりシステム手帳からリング式手帳への移行をテストしているのだ。耳付きエルメスにしない限りペンは別持ちだけど。