手帳の湖

手帳にまつわる自省録

夏空と蟹

ペットのお話、といってもカニさんなのですが。

7月に息子と参加した干潟学習のイベントで連れて帰った小さなクロベンケイガニをそろそろ逃してあげようという話になり元の干潟へ帰すミッションをコンプリートしてきた。

息子なりに頑張ってお世話していてカニも元気ではあるんだけどまだ小さく、このまま大きくなる前に弱ってしまいそうだったので観察に目処がついたら干潟へ戻そうという話をしていたのだ。

1か月以上飼っていたので愛情が湧いてしまって離れがたかったようだけどようやく決心がついて、元の住処へ一緒に行き、仲間がいることを確認した上で放した。

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息子的にはカニを死なせずにお世話ができて(名前を付け、名前を呼び、水槽の掃除や餌やりなどあれこれ工夫して面倒を見ていた)無事に住処へ戻すことが出来てどこか誇らしげな表情。別れを惜しんで涙ぐむぐらいにはロマンチストなのだけれど今回は気丈にも泣かなかった。仲間のいる所へ帰せた満足感の方が大きかったようだ。籠から出して放すときに息子の腕に登ってしばらく降りてこなかったので別れを惜しんでいるように思えてほっこりした。真夏の日差しでほっこりどころじゃなかったけれど。

帰りに空を見上げて「お父さん、雲がカニの形してるよ!写真撮って!」

カニのことで頭がいっぱいで、「今度はもうちょっと大きなカニを飼いたいなぁ」との事。

 

え、また飼うんだ...。

 

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