手帳の湖

手帳にまつわる自省録

ひっつき虫

今日、河川敷に遊びに行った息子が全身ひっつき虫だらけで帰ってきた。あいにく写真に収めるのを忘れてしまったが、そりゃもう全身、帽子からつま先までひっつき虫。ありがたいことに同級生の親御さんに面倒を見てもらって、草むらで大冒険。たっぷり遊んでカマキリやらキリギリスやらを捕まえて大満足だったみたいだが、全身ひっつき虫。取るのに小一時間かかった。

僕もひっつき虫は子供の頃から慣れ親しんではいるものの、名前はあまり詳しくなくオナモミぐらいしかわからない。息子についているのはよく見るやつなんだけど名前はわからない。せっかくなので調べてみたところ、どうやら「アレチヌスビトハギ」という名前のようだ。

アレチヌスビトハギ。

カタカナだと一瞬スルーしそうになるが、えげつない名前がついている。昔の人は名前の付け方が容赦ない。由来も調べたら諸説あるようで大阪府のHPに載っていた。

荒地盗人萩(アレチヌスビトハギ)、呼び名の由来は果実が泥棒の足跡に似ている、ヌスビト(果実)が気づかないうちに衣服などにくっつくなどの諸説があります。(大阪府のHPより)

ヌスビトハギ

大阪府のHPより転載)

漢字で書くととても感じが悪い。いや駄洒落じゃなくて。

息子本人は昆虫に夢中なのでひっつき虫にはあまり興味を示さなかったけれど、逆に昆虫に興味のない僕はこうやってひっつき虫を調べている。

たいしたことじゃなくても思い立ったらすぐ記録。

ここから手帳の話に無理やり繋ぐとすると、今日の出来事ついでにアレチヌスビトハギについても多少の蘊蓄を手帳にメモしておく。こういう手帳への記録は思い立ったら実行しておくのがよいと思っている。こうしておくと後で振り返った時に「息子が大量に持ち帰ったひっつき虫を頑張って取って大変だったなぁ〜」というちょっとした思い出として甦らせることができる。ま、あまり大した話じゃないかもしれないが意外とこういう思い出が楽しいと感じるのが幸せな人生なのかもしれないなとも思う。