手帳の湖

手帳にまつわる自省録

SEED HYPER Gold

TNP(トラベラーズノートパスポートサイズ)を使い始めて、相棒であるペンを鉛筆に変えた。パーフェクトペンシルとLAMY cp1とLAMY2000のメカニカルペンシル(つまりシャーペン)を使い比べているのだけれど、消しゴムが少々心許ないので新たに購入した。値札を見ずにレジに持って行きその価格にビビった消しゴム、SEED HYPER Gold。ジャケ買い

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ケース部分がゴールド。

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ジャケ買い(?)した箱。なんかかっこいい。消しゴム買うのが久しぶりすぎて、なんとなくう買うのが楽しい。そうそう、サラッと書いたけどLAMY2000のメカニカルペンシルも手に入れているのでそのうち紹介したい。

肝心の使い心地は、とてもよい。

映えない日常

毎日毎日ブログを更新しているが、そんなに毎日変わるがわるネタがあるわけもなく、似たような投稿が続いたり、過去のエントリーを引っ張り出してきて蒸し返したりしながら毎日繋いでいっている。そこまでして毎日更新にこだわっているわけでもないけれど、更新を途切れさせてしまったら続かなくなっちゃうんじゃないかという気持ちもある。そんなことを考えながらも、今日もこうしてブログを書いているのだ。

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インスタやYoutubeで見る手帳ユーザーの投稿はとてもキラキラしていて羨ましさを感じたりもするけれど・・・いやちょっと待てよ、もしかしたら他人からしたら僕のこのブログさえも充実した手帳ライフを満喫しているシニアのキラキラしたおじさんに見えるのかもしれない。・・・キラキラしたおじさんてなに?

ま、それなりに充実したライフを送っていると自分でも思いたいが、決して”映える日常”を送っているわけではない。こういったブログにおいても僕の日常のほんの一部を切り取って紹介しているだけなのだ。実際は闘病もしているし、仕事上の悩みや家族関係の悩み事だってある。そこまで深刻でないものばかりではあるけれど。日常を全て見せているわけではなく、僕が自分で見せたいものだけをコントロールして見せているのだ。その割にはさほど映えてる投稿内容ではないけど。

それからするとキラキラしていたりイケイケだったりするSNSの投稿内容も、実際は見せていないあまり映えないフツーの日常のほうがウェイトは大きく、数少ない輝かしい部分だけを切り抜いて紹介しているだけなのかもしれない。

日常生活していて昔よりも多くの情報が入ってくるようになってより他人と比べやすくなってきた。優越感を感じることもあるだろうし嫉妬に明け暮れることもあるかもしれない。でも、羨ましい他人の生活もほんの一部のキラキラをクローズアップした箇所だけを見せてもらっているのだ、と思えばいいのかもしれない。

なので毎日手帳や文具に囲まれて素敵な日常にいるような僕の日常も別にそんなこともなく、日々映えない日常を送っているのだ。

サラリーマンの日常なんて映える要素も少なくて・・・平日は自宅と会社の往復。そんなもんだ。そんな中でささやかな趣味として(ささやかでない出費とも言えるが)の手帳・文具蒐集という嗜みなのだ。

トラベラーズノートパスポートサイズ

初めて購入したトラベラーズノートパスポートサイズ(以下TNP)。海外ユーザーも多い超人気手帳のパスポートサイズ版なのだけれど、かれこれ10年は購入検討リストに入れたまま、見送り続けてきた手帳だ。

見送り続けてきたが、ようやく手に入れるに至った。選ばない選択を選び続けすぎて今更買うかね?と自問したが、”ラフに扱える手帳”の候補として再評価した結果、やっぱり試してみよう!と思い至り、手に入れることになったのだ。

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トラベラーズノートパスポートサイズ。カラーはブラウン。

相棒はひとまずファーバーカステルパーフェクトペンシル。TNPの本体カラーはブラウンかブラックかキャメルかの3色で迷いに迷って結果的にブラウンを選択。ブラックが好きなはずなんだけど最近はやっぱりブラウンを選ぶ傾向にあるな。そういえば昔、僕の記憶が確かなら2006年にトラベラーズノートレギュラーサイズが発売になってすぐに手に入れた時もブラウンを買ったのだった。あれから20年近く経ってようやくTNPを手に入れたことになる。TNRが発売になってからもうそんなに経つのか。時が流れるのは本当に早い。

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180度開いた状態をキープできない弱点に対応するためのブラスクリップも一緒に購入。これが思いのほかよい。

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LAMY cp1をセットしたところ。これも細身のペンなので相性割といいぞ。

連結ゴムバンドを駆使して最高4冊までセットできるみたいだけれどかなり分厚くなるのでとりあえずは3冊セットから始めた。マンスリー、ウィークリー、無地、の3冊。あ、ジッパーリフィルも入れると4つか。とりあえずこの構成でスタートするけど構成は変更するかもしれない。他にもリフィルやチャームなど豊富になるので色々試したい。

1日使ってみた感想としては「これはかなりラフに扱える」「使い心地としては開きっぱなしにできない点を除くとかなりよい」だ。開きっぱなし問題はブラスクリップでフォローできるので総合的になかなかよい。革の感触はまだ慣れないが、これは経年変化で向上していく部分なので今後に期待。そしてなによりも革のキズを気にしないで使えることのストレスフリーさよ。わかっていたことだけれど、自覚していた以上に僕にとっては重要なポイントだったようだ。

愛着が湧くようにカスタマイズしよう。

 

パーフェクトペンシル再び

ファーバーカステルパーフェクトペンシルは僕が持っている鉛筆のNo.1。といってもあまり鉛筆を持っているわけではないけれど。パーフェクトペンシルは鉛筆の芯、消しゴム、そして鉛筆削りまでがセットになっているのでこれ一本持っておけばOK、という優れたアイテムだ。ゆえにパーフェクト。僕が持っているのは9000番鉛筆の廉価版。リアルな知人にもおすすめすることのある、僕にとって珍しい部類の文具のひとつだ。

TNP(トラベラーズノートパスポート)を使うにあたり、どうせラフに使うなら、鉛筆と組み合わせて使うのもいいかもなと思いついた。今使っているパーフェクトペンシルがかなりボロボロなのでまだ使えるものの少々心もとないので予備の鉛筆を追加購入。ファーバーカステルの9000番。パーフェクトペンシル用の鉛筆は通常盤よりも短く、消しゴムが付いている。”B”となっているが実際のところHBぐらいの感覚で薄く硬め。本当は2Bぐらいが好みなんだけど、選択肢がない。まぁカリカリサラサラと書き心地は悪くない。何しろインク切れやペン先の故障の心配がないので持ち歩いて安心だ。

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TNPに装着してみた。うん、割とあうぞ。

このTNP、メイン手帳に昇格させるかどうかはまったくわからないけれど、ハマるかどうか。一旦使ってみる。つまりエルメスヴィジョンはちょいとお休みだ。

そして、パーフェクトペンシルもメイン使いとするかは決めてないけれど、安心感のある文具だし、出番は増えるかもしれない。

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ハダカで持ち歩ける手帳、TNP

今年の手帳の抱負を書いたエントリーを見返してひとりでずっこけてたんだけど、元々は「ミニ6タイプの手帳を試す」のが2024年にやろうと思っていたことだった・・・らしい。すっかりエルメスアジャンダヴィジョンにハマって使っているうちにミニ6試そうという気持ちが薄れてしまっていたのだ。というか抱負を書いたことを忘れていた。

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終の住処のような終の手帳を決めたいなとこのブログでも何度か書いているが、バシッと「この手帳で行く!」というのはなかなか決まらない。一応候補は「SD手帳」「エルメスアジャンダヴィジョン」「能率手帳ゴールド」に絞った・・・つもりだが、やっぱり寄り道したくなった。・・・やっぱり!

たぶん僕はひとつの手帳に決めてずっとひとつの手帳だけを使い続けるのは無理なんだろうな・・・。わかっていたけれど。

・・・というわけで(?)半ば衝動買いに近いが”トラベラーズノート パスポートサイズ”を手に入れた。(以下、TNP)うん、ミニ6ではないな。

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この手帳、かなり以前から購入候補としてずっとリストアップしていながらもうかれこれ10年近く買わずにきた。自分の理想に割と近いところにいる手帳だとわかっていながら、以前使ってうまく行かなかったトラベラーズノートのレギュラーサイズのイメージが先行してなかなか手が伸びなかったのだ。そうこうしているうちにSD手帳を手に入れたり、エルメス手帳に傾倒したりと、ついに買うタイミングがなくなったか?と思いきや。

SD手帳の時もそしてヴィジョンの時もそうだが手帳をカバンに入れる時に相性のいいポーチを探していて、いやそもそもやっぱりハダカで持ち歩きたいよね、雑(ラフ)に扱える手帳の方が結果的に使い勝手がいいのかもしれないね、とかまた考えるようになってきた。で、その候補がTNP。TNPの最大のメリットは”超雑に扱える”点。ラフに使って傷だらけになってもそれが味となるし、そもそも革がしっかりしていて具合が良い。プロッターとも迷ったけど、リングがないTNPのほうがより扱いに気を使わないかもしれないと思った。

そしてTNPの弱点(というか僕の好みではなさそうなところ)は180度開かないことと、オプションのペンホルダーがあまり好みではないところ。180度開かない問題はヴィジョンでも味わっている問題なのだけれど、TNPの場合は”ブラスクリップ”というオプションのクリップで開きっぱなしにできる。どちらかというと”映え”のための製品な気がするが、いいポイントを押さえてるなと思う。

ちょっと使ってすぐヴィジョンに戻る気がしなくもないが、このカバンにそのままポンと放り込んでおいたりズボンの後ろポケットに無造作に押し込んで置けそうな手帳はストレスフリーさをうまく醸し出してくれるだろうか。デメリットを理解した上で楽しんで使えるだろうか。

手帳を持ち上げようとした時に爪で引っ掛けてキズつけないかビクビクしなくていいのはかなりポイント高いんだけど、使い勝手とバランスがとれるかどうかだなー。カスタマイズ性が高いので楽しみ、ではある。

越冬する蝶

今日は手帳から離れた話題なのだけれど。息子にとっても僕にとってもよい体験があったのでメモしておこうと思う。

息子が夏の終わり頃から育てていた青虫が蛹になり、冬を越えて今日羽化した。

秋前にもりもりと柑橘系の葉っぱを食べていた青虫は晩秋に蛹になり、数ヶ月の間蛹のまま。あまりあたたかい環境にいると中途半端に羽化しそうなので軒先で見守っていたところ、ようやく春が訪れて、見事に綺麗な蝶となった。

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蝶は年に3回ほど羽化するらしいが、この夏の終わりから秋にかけて育つのは蛹になって越冬する際にかなりコンパクトな大きさになって小ぶりな蝶として羽化する。

もっともらしく書いているがすべてプチ昆虫博士と化した息子の受け売りである。息子もまだ小学生ゆえ、情報が偏っているかもしれない。

本当に羽化するのかわからない状態で蛹を数ヶ月間ただ見守るぐらいしかできなかったので、こんな美しい姿をみせてくれて感動だ。息子もせっせせっせとみかんの葉っぱをあげていたので喜びもひとしお。そしていい勉強になったと思う。

僕自身は虫が苦手なので、こうやって息子の興味と行動を通じて蝶のことを知った。ここに書いていない細かな蝶の生態についても息子から色々と教わったが、我が家の昆虫博士がいないとこういう蝶が羽化する場面に立ち会うこともなかっただろう。僕自身もいい勉強になった。

mont-bellのポーチと手帳

今日は短め。少しだけ手帳関連のお話。

あいもかわらずエルメスヴィジョンを愛でる毎日だけれど、カバンに入れて持ち運びのときに”ハダカにしておかなくていいポーチ”を物色中なのだけれど、家にあったモンベルの薄いポーチ(U.L.ポーチM)に入れてみたらジャストフィット。ずっとこれを使い続ける気ではないんだけれど、良さげなポーチを見つけるまではしばらくこれでいこうかな。

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mont-bell & HERMES AGENDA VISION

なんで赤いポーチにしたのか思い出せないけど、カバンのなかで目立つのでいい。あ、カバンの中で目立たせるために赤にしたのかもしれないな。