手帳の湖

手帳にまつわる自省録

内向的な人の為の手帳

 何故手帳を愛用するようになったのか。もうまったく思い出せないけれど、きっと手帳を使う自分がかっこよく見えると思ったのだろう。客観的な目線を自分に向けてイケてると思いたかった若かりし頃。そんな動機でシステム手帳を使い始めたに違いない。

自分自身にたっぷりと偏見の目線を向けてみたが、たぶんだいたい当たっている気はする。それから数々の時代を超えて、2024年の今は綴じ手帳に落ち着き、全世界に向けて自分の手帳周りの情報を発信している。

手帳を嗜む方の中には手帳の情報を発信するだけではなく、共有しあったり、オフ会を開いたり、リアルでも交流を暖め合う方々が多くいらっしゃると思う。(ネット情報。)僕自身は前にも書いたように、人と触れ合う場で手帳趣味に関して情報交換するのはとても恥ずかしいと思ってしまう内向的な性格だと思うので、こうやってネットで独り言を垂れ流すのが限界だ。羨ましいけど、自分から声をかけて動くことなんてできないのだ。そういう性格だから仕方ない。

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手帳にはいろんな使い方があるが、基本的に自分自身で中身を作っていく。その内容も基本的に自分に向けたコンテンツだ。そういった手帳の性質が内向的な僕にとてもよくあうと思っている。誰に向けてでなく、自分が一人で楽しむために自分で作るもの。手帳のカバーもリフィルもペンも内容そのものも、誰にも制限されずに自分で選んで組み合わせて作り上げていくことができる創作物みたいなものだと考えたら、趣味の時間として有意義な時間を手帳と過ごすことができそうだ。要は考え方次第なのだ。手帳との対話は自分との対話。奥深く考えるといくらでも奥深い世界に入り浸れるのだ。

僕が手帳ブログで使っている手帳を紹介しながらも、手帳の中身をほとんど公開しないのは”手帳の中身は自分自身に向けたコンテンツだから”というポリシーに基づく。もっとも”プライベートを載せるなんて恥ずかしいわい”というもう一つの理由のほうが強いけど。

こうやって内向的で内弁慶(?)的な僕のような人のために手帳はあるのだ。