手帳の湖

手帳にまつわる自省録

体裁にこだわらない

手帳にものを書く時に「体裁にこだわらない」ということを心がけている。

体裁にこだわらないということにこだわる。のだ。ちょっと何言ってるのかわからないかもしれない。

平たくいうと文字の大きさや色やフォーマット的なものにあまりこだわりすぎず、ルールに縛られすぎずに思った時に思ったように書くようにする、ということ。これが案外難しい。丁寧に書こうとするあまり何も書けなくなるというか、書き出せなくなってしまったり、はたまた雑に書き殴りすぎて後で読み返せなくなったりすることを気にして中途半端にカチッと書きすぎてしんどくなったり。過去にもそういったことを繰り返してきたので、その結果、あまり考えすぎないように自然体で書くように心がけることができるようになった。なんか周りくどい書き方なのだけれど、実際に周り廻って手帳にある程度適当に文字を書けるようになったのだ。

思いついた時に書き殴る。ペンは何色でもいい。

手のひらサイズの小型の手帳を好んで使っているので、大判手帳のように大きな文字で書くことはあまりできない。そういったこともあって小型のシステム手帳に行き着いた、とも言える。リフィルを入れ替えながら書き殴ることができるからだ。綴じ手帳には綴じ手帳の利点があるがシステム手帳にもシステム手帳の利点がある。

体裁にこだわらないことに関して、けっこう重要なのは、多色ノールペンの色分けルールだ。これはほとんどルール無視に近く、その時の思いつき・気分で色を変えているだけ、に近い。マダラな判断で、紙面上の文字の色が異なる。といっても一応、重要事項は赤、家族の予定は青、など一定のルールは持ってるんだけど、あくまで”仮ルール”に近い。自分の中で色にこだわると、インクが切れたり、たまたま多色ボールペンを手元にない状態でメモを書くことになった時に書けなくなってしまう。それを避けるために黒で書いても、何色で書いてもよいことにしていて、自分自身の気が楽になるように仕向けている。

結局のところ、手帳に何かを書き出す時に生じるストレスを最小限にする工夫をして、思いついた時にいつでも、些細なことでも書きつけることができるように、ルール上のハードルを下げている。書く場所さえもあとで入れ替えればいい、と考えただけで気が楽になるのでシステム手帳はとってもストレスフリーなのだ。

 

今週のお題はてな手帳出し