手帳の湖

手帳にまつわる自省録

キズ

今日はウジウジイジイジした話。

革手帳を使っていて、一番ショックを受けるのは「大きなキズをつけてしまった時」だ。

今日、久しぶりに大きなキズをつけてしまって、ちょっと落ち込んでいる。

いや、かなり落ち込んでいる。

こうやって落ち込んでる気分の時も落ち込んだ話を書くことで気分を持ち直してやろうと、気持ちを持ち上げてこのエントリーを書いている。ちょっと大袈裟かな。

キズがショックなのはショックなのだけれど、革製品だしいつも持ち歩いている手帳なので、キズはつくのは当たり前だし、もう1年半も使ってすっかりキズだらけではあるので何を今更、と自分自身で思うのだが、今日はキズをつけるべくしてつけた(?)状況で自己嫌悪に陥っている。

f:id:diarylake:20220702165207j:image

表面をガリッと爪でやってしまった

いつもは手持ちかズボンのポケットに入れるか、最近は移動時にショルダーバックの特定のポケットにこの手帳だけをハダカで入れている。今日は何故か別のメインポケットに他のものと一緒に入れて出かけてしまい、その他のもを取り出そうとカバンの中をゴソゴソやってる時に手帳を爪で思いっきりガリッと引っ掻いてしまった。けっこう爪に衝撃が残るぐらい思いっきり力が入ってしまい、恐る恐る手帳を見るとガッツリ傷がついている。写真は布で磨いてかなりキズを目立たなくさせた後の画像だ。写真で撮ると白っぽく跡が残って見える。

キズ自体は時間が経てば目立たなくなるはずなので仕方ないと言うか、まぁキズがつくこと自体はそもそも避けられないが、今日のやつはいつもと同じ場所に入れておけば回避できたので、決められた場所に決めたものを置いておく、ということをあらためて徹底しようと思った次第である。

いつまでもウジウジしていてもキズは元には戻らないので、キズも含めた愛用の手帳をさらに愛用していこうと考えることにした。キズも手触りも成長していくのが革製品のよいところだし。

村上春樹のエッセイに出てくるマラソンランナーのマントラを思い出した。

"Pain is inevitable,Suffering is optional."

痛みは避け難いが、苦しみはオプショナル(こちら次第)

 

...キズは避けられないが、キズ跡はオリジナル。

7月の始まり

6月も終わり2022年も半分終わってしまいました。このブログももう少しで半年。1月に始めてからほぼ毎日更新できています。1日だけ更新し損ねたけれど、日課としてブログ更新が定着しつつある、そんな感じです。

毎日更新、は自分自身のノルマや目標として設定しているものではありませんが、このブログのコンセプトは都度書いているように手帳にまつわる「自省録」であり日記的なものなので、日々手帳を通じて感じたことや思い付いたことなどを綴っています。自分の好きなことを繰り返し書き続けて、頻度高く更新できているのはちょっとした、それこそささやかな自信のようなものをもたらしてくれるので可能な限り続けたいと思っています。

色んな文具に囲まれた生活をしていますが、実際に常に使っている“愛用品”はかなり絞り込んでいて、モノによっては愛用というより偏愛に近いものがあるかも知れません。いつも読んでくださっている方にはお分かりかと思いますが、システムダイアリー(SD手帳)が正にそれで、システムダイアリーが自身持っている文具の中心であり、そこに書いてあること、一緒に使う周辺の文具についてなどがこのブログに書かれる内容のメインコンテンツになっています。

f:id:diarylake:20220701103413j:image

システムダイアリーとつくしペンケース

なので同じようなことを繰り返し書いているし、このブログでは自分が書いてて楽しいか、を一番大切としているのです。それを公開しているのはただの自己満足であり承認欲求の塊とも呼べるかも知れませんが、そういうのも含めて、というか否定もせず気にもせず、書きたいように書いているのがこのブログです。

...という趣味としてのブログなので、読んでくださる方へ読みやすいように工夫した内容ではない、という言い訳をしつつこれからも更新していきたいと思います。

いつもありがとうございます。

Instagramもボチボチ更新していますのでよろしければどうぞ。

http://instagram.com/diary.lake

 

LAMY XEVO

ここのところ個人的にLAMY熱が凄く、連続でブログにLAMYが登場しているが、本日も。

LAMYの最新作でもあるXEVOを入手した。僕が買ったカラーはブラック。

最新作といっても発売になったのは2021年なので発売後随分経ってからの購入なのだが、それにしても新しい文具はいい。実際の発売時期は関係なく自身が手に入れた時期が自分にとっての新作となるのだ。新しい文具の購入じたいが久しぶり。

さて、LAMY XEVOはLAMYの中では最も低価格な分類に入るボールペンで、¥1,600程で手に入る。一般的な(?)感覚としてこの価格がボールペンとして安いかと言われると決してそんなことはないだろうが、ボールペンも上を見たらキリがない。文具好きからするとかなりお買い得だと感じる価格だと思う。

素材がプラスチックなので質感としての高級感は感じない。これを安っぽいと感じるか、いいデザインのペンが安く手に入ったと感じるかは分かれるところだと思う。元々LAMYが好きな僕は後者の方だ。

f:id:diarylake:20220627183706j:image

XEVOが入っていたケースとXEVO

f:id:diarylake:20220627183714j:image

f:id:diarylake:20220627183949j:image

クリップ部分。ツイスト式で、写真の凹んだ部分を指でつまんでひねると芯が繰り出される。ひねるとカチッと小気味良い音がする。

f:id:diarylake:20220627184000j:image

LAMYのロゴはブラックにブラックでしぶい。

f:id:diarylake:20220627184008j:image

愛用の手帳、SD手帳(システムダイアリー)ともピッタリマッチしている。

もちろん値段が安いのでLAMY2000と比べるのは酷なのだが、当然質感や書き心地はLAMY2000が優っている。わかっていた話だけど。キズなどを気にせずガンガン使えそうなところはよさそう。

せっかく買ったのでボールペンでローテーション組んでしばらく使ってみようと思っている。

SD手帳とLAMY SCRIBBLE 3.15

今日は仕事がバタバタで。ブログは短めで。

f:id:diarylake:20220629200454j:image

愛用の手帳(システムダイアリー/SD手帳)とのベストな筆記具を探し続けているのだが、今のところLAMY2000(4色ボールペン)か元々使ってたジェットストリーム3色ボールペンに戻すかといった感じ。写真はLAMY SCRIBBLE 3.15だけど、なんとなく撮っただけで、基本的に鉛筆の選択肢はなく、また万年筆もないのでボールペンの中からベストなものを探し出そうとしている。

ここ最近自分の中でLAMYを再評価していて、LAMY LOVE感がすごい復活してきている。

Form Follows Function(形態は機能に従う)って、わかった気になってるだけだけど、良いな。

LAMY2000生活

LAMY2000(4色ボールペン)を再度使うようになって、筆記の際に手が喜んでいる。元々筆圧が高いので、低粘度のインクは書きづらいと思っていてジェットストリームも最初は思った字を書けなくてあまり好きではなかった。滑る感じがして字が安定しないイメージ。なので万年筆もあんまり自分にマッチしない筆記具という認識で、万年筆沼には入らず、モンブラン149を手に入れてそれで満足しきっている状況だ。

加齢と共に筆圧も弱くなってきているのか慣れなのかはわからないが、この1年ちょっとはすっかりジェットストリームのインクの書き味にあわせた字の書き方になっていたようだ。LAMY2000で手帳にメモして2日程、このねっとり感が書いてて気持ちよいという感覚が蘇ってきた。と同時に力を入れて書くので若干の疲れも感じる。今のところ心地よい疲れ。ペンが変わると調子に乗って普段メモしないようなこともメモするようになって記入量が増えている。

f:id:diarylake:20220628162110j:image

ただこの心地よい疲れがずっとこれからも心地よいかどうかはわからないので、もしかするとLAMY 2000の4色ボールペンにジェットストリーム芯を装着、というパターンに落ち着くかもしれない。以前も一回やったことがあって、その時はあまりジェットストリームは好みじゃないやと思ってすぐにLAMY芯に戻した経緯がある。

書くモノ(ペンなど)と書かれるモノ(手帳など)の組み合わせは無限大で、相性もあるのだが、現時点で書かれるモノはシステムダイアリー(SD手帳)で確定しているので、その紙リフィルにあう書くモノを決めたい。一度決めたジェットストリームはインクよりも本体のクリップの弱さが欠点に感じてきているので、他をあたってみる、という状況になっている。

LAMY2000がベストかというとそれはわからないが(何せジェットストリームが一度LAMY2000を引き摺り下ろしているので)、持っているペンの中でローテーションを組む分にはお財布にも優しく健康的だ。

LAMY XEVOも届くことだし、いつまでLAMY2000生活が続くかわからないけれど暫くは楽しもうと思っている。ま、そもそもこうやってあれこれ迷うのも大変楽しいのだ。

初心者へのおすすめ(その後)

 

初心者へのおすすめというエントリーで会社の若手の後輩にオススメの万年筆とボールペンを紹介することになった、という内容を書いたのだが、その顛末について触れていなかったことを思い出した。当時腰痛が酷く、オススメを紹介すると言う名の自慢大会ランチをすぐには実施できなかったのだが、体調が戻ってすぐに会は催された。が、このブログで書くのをすっかり忘れてた。

diarylake.hatenadiary.com

といってもそんな驚くような結末が待っているわけではなく、フツーにモンブラン149を試筆してもらって散々自慢した後に、ボールペンの本命を知りたいと言うことで、カランダッシュ849やLAMY2000(4色ボールペン)等を見せびらかした。紹介される本人も、本気でよさそうなボールペンを買うぞ、という心意気で真剣に話を聞いてくれるのでついついこちらも熱が入る。というか文具好きにこういった機会(自身の文具愛をこれから文具沼に入ろうとしている人にひけらかす機会)なんてそうそうないので、テンションも上がってしまうと言うもの。

ちなみに自分で持っているボールペンの中では1.モンブラン161、2.LAMY2000、3.カランダッシュ849という序列になるのだが、他人へ、それも初心者に薦めるとなるとカランダッシュ849推しになる。モンブランは敷居高いし。LAMYはインクフロー問題があるので自分はあのリフィルのねっとり感は好きだけど確実に掠れるのでお薦めするにはちょっとなぁ。

モンブラン149

結局、万年筆はモンブラン149、ボールペンではカランダッシュ849が試筆の結果刺さったようで、後日購入したカランダッシュ849を見せてくれた。(さすがにモンブランは買ってない)とても使い勝手が良いようで、大満足とのこと。よかったね。こうやって沼にはまっていき、849使いのはずが気がつくとエクリドールの柄を選んでる、みたいなことになるんだよ。

カランダッシュ849

そしてぼく自身も上記の3本のボールペンとジェットストリーム以外のよきボールペン探しモードに突入しているので、その検討状況についても折に触れてこのブログでも紹介していきたい。

LAMY2000に戻す

少し前からシステムダイアリーの相棒となるペンを探す旅に出ているのだが、まだ旅は序盤。

先日もパイロットカスタム74のゲルインキペンが欲しい、と書いたのだがまだ買っていない。

他にも欲しいペン、試したいペンはたくさんあるのだが、むやみやたらに散財するわけにもいかず、ちょっとずつ調べては買い足したりしてみたいと思ってる。

手帳一緒に持ち歩く用としてのペンには一定の基準を持っているのである程度基準をクリアしたモノでないと所有しないルールを敷いているのだが、たまにルール無用で欲しくなるものもある。それがカスタム74のゲルインキローラーだ。

で、実はそいつは買わずに別のボールペンを買ったので、届いたらレビューしたいと思う。そのペンは「LAMY XEVO」。最近まであまり興味なかったのだが、たまたまレビューされているサイトを見かけて、試しやすい価格ということもあり、LAMY最新作をもってLAMYを再評価してみようと考えた。単純に欲しくなっただけ、ともいう。

そんな流れで、到着までの間所持しているLAMYであるLAMY2000(4色ボールペン)を再度手帳の相棒として使ってみることにした。

f:id:diarylake:20220626162901j:image

LAMY2000については、本体の持ちやすさは最高で、持っているペンではモンブラン161の次ぐらいに好きなペンなのだが、リフィルは最初がかすれるのでストレスになる点がマイナス。ただねっとりしたインクは割と好みで、一時期ジェットストリームインクに変更してみたりもしたが、今はもとのリフィルに戻している。

f:id:diarylake:20220626163048j:image

システムダイアリー にセットしたところ。

LAMY2000の4色ボールペンはノック式で、僕はポケットに入れている時に押されて汚れるのが嫌でこのノック式を若干避けたい傾向にあるのだが(上述した手帳と一緒に持ち歩くペンの基準のひとつ)、LAMY2000の4色ボールペンはノックが固いのでポケットの中で勝手に押されてペン先が飛び出ることはまずない。ここは持ち歩いてあまり不安がない。不安はないと言うものの、手帳に引っ掛けた際に上の写真の通り、ノック部分が手帳から飛び出ている。ここがやや気になるポイントだ。ノックされる心配はないものの、何かに引っ掛かってしまうかもしれない。こういうちょっとした所が気になりだすとペンを使いにくく感じてしまうのだ。

かなり細かな割とどうでも良いように見える点が気になっているものの、再度LAMY2000の4色ボールペンを装着して今日一日過ごしたが、なかなか良い。夏場に差し掛かっているということもあってか、インクフローもそんなに気になることなく筆記できている。

LAMY XEVO到着までの相棒なのかはたまた旅の仲間となるのか。とりあえずXEVOが届くのが楽しみ。