手帳の湖

手帳にまつわる自省録

キズ

今日はウジウジイジイジした話。

革手帳を使っていて、一番ショックを受けるのは「大きなキズをつけてしまった時」だ。

今日、久しぶりに大きなキズをつけてしまって、ちょっと落ち込んでいる。

いや、かなり落ち込んでいる。

こうやって落ち込んでる気分の時も落ち込んだ話を書くことで気分を持ち直してやろうと、気持ちを持ち上げてこのエントリーを書いている。ちょっと大袈裟かな。

キズがショックなのはショックなのだけれど、革製品だしいつも持ち歩いている手帳なので、キズはつくのは当たり前だし、もう1年半も使ってすっかりキズだらけではあるので何を今更、と自分自身で思うのだが、今日はキズをつけるべくしてつけた(?)状況で自己嫌悪に陥っている。

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表面をガリッと爪でやってしまった

いつもは手持ちかズボンのポケットに入れるか、最近は移動時にショルダーバックの特定のポケットにこの手帳だけをハダカで入れている。今日は何故か別のメインポケットに他のものと一緒に入れて出かけてしまい、その他のもを取り出そうとカバンの中をゴソゴソやってる時に手帳を爪で思いっきりガリッと引っ掻いてしまった。けっこう爪に衝撃が残るぐらい思いっきり力が入ってしまい、恐る恐る手帳を見るとガッツリ傷がついている。写真は布で磨いてかなりキズを目立たなくさせた後の画像だ。写真で撮ると白っぽく跡が残って見える。

キズ自体は時間が経てば目立たなくなるはずなので仕方ないと言うか、まぁキズがつくこと自体はそもそも避けられないが、今日のやつはいつもと同じ場所に入れておけば回避できたので、決められた場所に決めたものを置いておく、ということをあらためて徹底しようと思った次第である。

いつまでもウジウジしていてもキズは元には戻らないので、キズも含めた愛用の手帳をさらに愛用していこうと考えることにした。キズも手触りも成長していくのが革製品のよいところだし。

村上春樹のエッセイに出てくるマラソンランナーのマントラを思い出した。

"Pain is inevitable,Suffering is optional."

痛みは避け難いが、苦しみはオプショナル(こちら次第)

 

...キズは避けられないが、キズ跡はオリジナル。