最近出番が減っているボールペンの中に”ドレグリフル”がある。ドレグリフル。そう、覚えにくい名前のドイツのメーカー、ロイヒトトゥルム1917の覚えにくい名前のペンだ。ドレグリフル。
このドレグリフルボールペンは、写真のバウハウスエディションをひとつだけ持っているのだけれど、元々はイルビゾンテのパスポートケースやエルメスGM(にNOLTYライツメモを挟む)やほぼ日WEEKSの相棒として買ったものだ。もちろんこれは建前で実際のところただ単に衝動買いしただけなのだが、メイン手帳をエルメスヴィジョンにしてからというものペンとしてのメインの座を奪われていた。奪った相手はパイロットのタイムライン。しばらくの間はこのペンが僕の一番のお気に入りペンだったのだ。
手帳よりもペンの方がころころと使うモノを変えて行きやすいし目移りしやすいが、このドレグリフル、出番がなくしばらく塩漬け状態だったので思い立って再活動させてみることにした。
再度使ってみた感想としてはエルメスヴィジョンにはタイムラインよりもいいかもしれない、あうかもしれない、と思った。まずは見た目。ドイツとフランスの製品の組み合わせだが意外としっくりくる。ま、既にエルメスGMと組み合わせていたし、Herzのほぼ日WEEKS用カバーとも相性良いなと思っていたのでこのエルメスヴィジョンのピッグスキンとも割としっくりくるだろうなとはなんとなく感じていたのだ。このペンはビジネスの場にそぐわない感じの配色だが、僕は気にしない。
そして次に書き心地。タイムラインに装着しているアクロインキだと、インクフローが良すぎて少々紙の上で滑る。ヴィジョンに挟んでいる2つのリフィル、フランクリンプランナーとナウオンデイズにはドレグリフルに装着しているTOMBOWのZOOMインクのほうが合うのだ。ドレグリフルがいいんじゃなくてトンボがいいんじゃないかという話だがまったくもってその通り。ちなみにこのトンボのインクはmade in Germany。(ZOOM BR-EF33。この油性ボール、おすすめ。)
エルメスヴィジョンの相棒はしばらくドレグリフルでいこうかな。
ドレグリフルも、いい。