手帳の湖

手帳にまつわる自省録

苦手だったレフト式

今週のお題「苦手だったもの」

あの頃苦手だったけれど、今では大好きなもの。

手帳で言うと、レフト式ウィークリーフォーマットがそうだ。昔は時間単位で細かく予定を管理したかったので、細かい予定が書きにくいレフト式は苦手だった。能率手帳や高橋手帳といったビジネス手帳系に多い印象だったので「おっさんが使う手帳」と決めつけて手が伸びなかったのだが、おじさんになった今、超愛用しているフォーマットだ。

レフト式のフォーマット

レフト式を愛用するようになったのは、おじさんになって時間管理が必要無くなったからではない。スマホGoogleカレンダーの普及によって、予定管理がWeb化したからだ。手帳愛好家の多くは予定を手帳だけで管理されている方も多いと思う。僕はGoogleカレンダーと手帳を併用して予定管理している。これは仕事でGoogleカレンダーを使わざるを得ない状況から派生したダブル管理方法だ。Googleカレンダーを仕事中身のメイン予定管理ツールとし、手帳の予定ページは仕事のサブ予定管理とプライベートの予定管理にしている。手間といえば手間なのだが、割とストレスなく活用できている。Googleカレンダーには重要な予定もそうでもない予定も全てブッ込まれてくる。それを取捨選択するためのツールとして手帳が機能している部分もあるのだ。自分で重要と判断した予定だけを手帳に転記する。繰り返し転記していると何が重要で何が重要でないかの選球眼が養われていく。結果仕事の効率化にも繋がっていく。

全ての予定を同等に扱う必要なんてないのだ。

バーティカル式フォーマット

ちなみに、バーティカル式が嫌いになったわけではない。Googleカレンダーバーティカル式なので手帳までバーティカル式にすると取捨選択をしなくなってただのコピペになってしまう。Web上の管理はバーティカルで、手帳は融通の利くフォーマットであるレフト式でいいのだ。

そう、レフト式は細かい時間管理は不得意だが、逆に融通の利く懐深いフォーマットだと思っている。