手帳の湖

手帳にまつわる自省録

革手帳の表情

今週のお題はてな手帳出し

先日手に入れたSD手帳のバインダー、”SDフラッグシップバインダー”。カラーは”コニャック”を選んだ。ブラウン、と言えばわかりやすい。使い続けた時の経年変化による革の変化、色の変化を楽しめるだろうと考えてこの色を選んだ。なんという革なのかハッキリしないのだが(僕自身そんなに”革”の種類に詳しいわけではない)、勝手にミネルバ・リスシオかなぁと思ってる。(SD手帳のHPにはリッシオ社と書いてあるが、この名前の会社を探しても見つけることができない。)

もともとは黒い革の手帳が好きなので手帳を選ぶときはついつい黒色にしてしまうのだが、SD手帳の黒い手帳(バインダー)はすでに3つ持っているので、今回は茶系を選んだのだ。まだちゃんと使い始めてない(一応、2023年用というテイで買ったので)ので専ら眺めてウットリするといった他人からすると気持ち悪いだけの使い方しかしていない。毎日触ってはいるのでそのうち経年変化し始めるだろうけれど、もちろんまだ新品同様だ。

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革製品の良いところのひとつとして、それぞれ自然の模様があってひとつとして同じものがない、という点があげられる。オンリーワン、というのは魅力的だ。だからこそ逆に好みの模様を(あるいは極力模様のないものを)選びたくなったりもする。通販だと実際に商品を見て選べないので、そういった違いが顕著にあらわれる革製品は注意が必要だ。革ひとつひとつの柄の違いを”個性”だと思って楽しめる、たまたま届いた手帳と一期一会の出会いを楽しめる気概と精神が必要である。そうじゃないと思っても見ないところにあるシワやキズが気になって交換したくなってしまう。こういった個性の違いを気にする人には通販での革製品の購入はきっと向いていない。

さて、僕が手に入れた革手帳は色ムラがあるなーぐらいに思っていた(表面左下側の斑点のようなもの)のだが、今朝、朝日に照らしながら撮影して、インスタのフィルターをかけてみたところ、下の写真のようなシワ(トラ)が。
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おお、こんなシワの流れだったんだな。こんな表情をしていたんだ。気づかなかった。いかにも革です、という感じがすごくしていいじゃないか。まぁ革なんだけども。

見るたびに、光の当たり具合が変わるたびに、違った表情を楽しめるのも革製品の醍醐味の一つだと思う。この革の手帳も永くつきあっていけたらいいな。