手帳の湖

手帳にまつわる自省録

黒い手帳

基本的に黒い手帳が好きだ。「黒革の手帖」ではないけれど、黒い革の手帳に憧れがある。ある、というか憧れが強かったので、自分が持つ究極の手帳は黒い革の手帳、真っ黒手帳がいいなとずっと思ってきた。

そういうこともあったので、SIRUHA手帳の黒いブッテーロの手帳を初めて見つけた時は興奮したし、システムダイアリーにSIRUHAコラボモデルがあると知った時はもっと興奮した。少々お高いなとは思ったものの、実際元は取れてると思うぐらい使い倒せている。

黒い手帳に憧れるのはどういうきっかけなのか思い出せないけれど、映画「アメリ」でアメリが使うモレスキンだったり、英国老舗のLETTSだったり、著名人も使っている能率手帳ゴールドだったり、システム手帳の王様fILOFAXのWinchesterだったりと、黒い手帳(メモ帳)を見るたびにかっこいいなぁと繰り返し思い続けてきたからかもしれない。でもずっと黒い手帳ばっかり使ってきたわけもはなくて、自身の初代システム手帳(サザビー)は茶色だし、その他にも赤やら白やら色々使ってきた。でも結局最後に使う手帳は黒がいいなあ、とやっぱり思うわけである。

もうちょっと若い頃は「黒い手帳はおっさんくさいよなー。」と思ったりもしたのだが、実際おっさんになってからは逆に年相応になってきて、「おっさんくさいの平気(なぜならおっさんだから)」と益々黒い手帳が好きになってきた。

黒い革の手帳は今でも憧れであり、持って使って満足な手帳なのだ。