購入したもののあまり出番がない手帳のひとつ、「PTM DEER」(バイブルサイズ)。ディアスキン(鹿革)のシステム手帳だ。前にも紹介したことがあるが、再登場。
この手帳はシステムダイアリーとジブン手帳(A5スリム)の中間くらいのサイズ(バイブルサイズなのでB6ぐらいとも言えるか)で、バイブルサイズは世間一般のシステム手帳のサイズとしては最大派閥。システム手帳としては一番ユーザーが多いであろうサイズの手帳だが、ここ十数年の間(いや二十年ぐらいにはなる?)はこのサイズ感が僕にあまりフィットせず、若干持て余してきた。
そもそもシステム手帳が僕の中で覇権を取るということは初代サザビーとここ数年のシステムダイアリー以外にほぼなく、fILOFAXの手帳を手に入れて使ってもしばらくすると別の綴じ手帳に戻る、ということを繰り返しているのだ。その隙間に購入し、なんとなく使わずお飾りになりつつあった手帳がPTMのDEER。実はめちゃいい手帳だと再認識して2025年のメイン手帳の有力候補に躍り出ている。
PTM DEER
前にも書いた気がするのだが、僕の手帳デビューはもう30年以上前で、未成年時代に遡る。さっき書いた通りサザビーの茶色いシステム手帳が最初の手帳。バイブルサイズの手帳だった。かなり使い倒してボロボロにした記憶がある。バイブルサイズの手帳を手に持つと、なんとなく若かりし頃の記憶が蘇ってきて、やや甘酸っぱい思い出が脳内を巡って割と心地よい。
で、今、このバイブルサイズのシステム手帳に今更ながら再注目しているのだ。なぜかというと、現在使っているジブン手帳(A5スリム)と直近まで使っていてお休み中のシステムダイアリー(SD)のいいとこ取りをできる可能性があるよね、ということに今更ながら気がついたからだ。何を今更。しかしながらバイブルサイズであればなんでも良いかという話ではなく、選択するカバーに条件がある。そしてそしてこのディアスキンの手帳は僕の微妙なニュアンス含む要求事項を満たしている割と珍しい手帳なのだ(ということに気がついた。買うときはそこまで考えてなかったけど)。じゃあすぐにでも使ってやれよという話なのだが。
PTM DEER
この、バイブル手帳に求める事項は完全に後付けというか、ジブン手帳とシステムダイアリーを使ってて思いついて、実際にDEERを触ってみてやや確信めいたものを感じて整理したものなのだけれど、簡単にまとめると以下の通り。
1.バイブルサイズだが、幅が短めでややコンパクトなカバーであること
2.ベルトレスであること
3.フラットに開き、その状態を維持できること
4.リングサイズはKRAUSE社の16mmであること
5.やや耐水性があったほうがベター
この条件である。(耐水性はマスト条件ではない)
一見、さほど高い要求事項に見えないと思うが、この条件を満たす手帳を探すと意外と見つからない。ベルトなしでKRAUSEの16mmのリングサイズ、というだけで選択肢がグッと狭まる。11mmタイプの手帳は豊富にあるけれど・・・11mmだとサイズ的に物足りないのだ。逆に20mmになると大きく感じてしまう。書きやすさを加味するとやはり16mmがベターな気がする。
PTM DEERは大きめのペンホルダーが特徴的。好みはわかれるところ。
この条件はもう僕の好みでしかないけれど、システムダイアリー活用で身につけた手帳術(というか使い方)をワンサイズ大きいバイブルサイズで行うには16mmぐらいがちょうどよさそうなのだ。あまり大量にリフィルを持ち歩かないし。ようするにシステムダイアリーのサイズアップ版がよいということなのだ。
PTM DEER。
この条件にあう他の手帳に目を向けると、キプリスのペルラネラやKNOXのイルブッテーロ、ブレイリオのブレンダボックスカーフ、などが当てはまる。一番はKNOXのオーセンかも。ああ、オーセン。抽選販売でなかなか手に入らないよね。あ、ペルラネラとイルブッテーロはフラットに開くのがわかっているけどブレイリオのとオーセンの開き具合はどうなんだろう。
今回とてもいい気づきのきっかけになったPTMのディアスキン手帳、触れば触るほど手に馴染んできていい感じ。有力候補。システム手帳のバイブルサイズをメイン手帳に据えるには、今日話題にした手帳本体の条件だけでなくて”リフィル”の選択も重要になってくる。手帳本体はシステムダイアリーのサイズアップ版でOKなんだけどジブン手帳のいいとこ取りもしたい。ジブン手帳で絶賛活用しているウィークリーバーチカルと同等の使い方が叶うバーチカルフォーマットを探し選ぶ必要がある。ここが次なる課題だ。
リフィルフォーマット探しも始めなければ・・・!!!