手帳の湖

手帳にまつわる自省録

PTMの手帳(DEER)

持ってるけど全然使ってない手帳シリーズ。(そんなシリーズはないけど。)ちょっとここのところ特にSDの話ばっかり続いている気がしたので 〜いつものことだが〜 違う手帳についても触れておきたい。

fILOFAXのウィンチェスターをはじめとしてバイブルサイズの手帳にチャレンジしているとこれまで何度か書いたが、他にいくつか持っているバイブルサイズのシステム手帳のひとつがこのPTMのDEERだ。

PTMは、イタリアのミラノで1986年にラファエル フラスキーニにより創設された皮革ステーショナリーブランド「PTM Milano」のことである。PTMはPersonal Time Management の略だそうだ。けっこう愚直なネーミング。
ネーミングに似合わず古文書や楽譜、古地図デザインをモチーフにしたおしゃれ系(?)なシステム手帳が多くラインナップされているが、僕が持っているのはディアスキン(鹿革)の一品。PTMの手帳を調べるとだいたいヒットするのは古文書みたいなやつだけれども。

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いやぁ、あまり使っていないので説得力全然ないんだけど、この佇まいがいいのよ。色展開はどシンプルにブラック一色のみ。黒の鹿革の手帳の渋いこと渋いこと。鹿革といえば日本ではかなり古くから活用されてきた歴史ある素材。牛革より古いんじゃないかな?柔らかくふかふかした感じで、羊革ともちょっと違う。耐久性は高いそうだが、触った感じは逆に耐久性ないのでは?と不安になるようなやさしい触り心地。ちょっと合成比較というかビニールっぽさも若干感じる。といっても安っぽさはない。そして何よりも軽い。
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↑ちょっと写真が暗くなってしまったが、コンパクトでやや厚みを感じるデザイン。
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PTMのいくつかのシステム手帳の特徴として、ペン挿しがけっこうデカく、ものによっては万年筆も挿せると思う。写真はモンブランのボールペン、マイスターシュテュック #161 ル・グラン。大きなボールペンだが余裕で挿せる。これはかなり使いやすいペン挿しなのでポイント超高い。

コレクションではなく使うつもりで買ってほぼ使っていないので申し訳ない気もするが、まだそのうちSDに飽きて出番が回ってくるかもしれないので、それまでは時々メンテナンスをしようと思っている。