手帳の湖

手帳にまつわる自省録

立ち止まって振り返る

際限なく自分自身を向上させていく。生産性向上。効率化。自己実現。夢を叶える。手帳を活用して達成すべき事は世の中にたくさんある。そのための手帳の有効活用。色々な言い方があり、あの手この手でユーザーの向上心と購買意欲を喚起させて消費を促す。多少斜めな見方をすると手帳でキラキラ素敵な人生を!と煽られるがままに手帳選びを続けると言った構図が手帳界隈にはある。続けてるとたぶん疲れちゃう。(でも...趣味で収集するのは楽しい...。)

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人には色々な考え方があるので使い方は自由なのは大前提。僕個人は自己啓発ツールとしてよりも、もっと普通にスケジュール管理したり、書いた事を時々振り返ったり日々の営み的なものの一部として使っていて、その中でよりよい使い方を自分の趣味の延長線上で工夫してきた。自己啓発ツールとしての使い方と似てるけどちょっと違う。あまりガツガツした使い方は性に合っていない。手帳で夢が叶うかについては過去エントリーでも書いたが、手帳に夢を書きゃいいってもんじゃない。おそらく夢を叶える力のある人なら別に手帳がなくても叶えられる、と言ったら身も蓋もないか。辛辣に書きすぎた。若い頃には手帳で仕事の効率化を目指したこともあったっけ。でも手帳活用セミナー的なものに参加したことはない。手帳本を読み漁るぐらい。

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現在の先の先の未来で実現したいことにフォーカスするために活用するよりも、自分がやってきた事を立ち止まってじっくり振り返る、ということの方が自身を落ち着かせたり楽しかったりすると思っている。昔の写真を眺めて「あぁこういうことあったなぁ」と懐かしく感じるのに似ている。人によっては過去にフォーカスを充てるのはよくない、ネガティブだ、という見方もあると思う。僕の捉え方としては他人の過去はさておき自分自身の過去(とってきた行動)の中にこそこれから先どうするかといったヒントがあると思っている。これから変わりたい自分より過去変わってきたあるいは変わらない自分。うまく言語化できている自信はないけれど、手帳は自分のためのものであり、内省のツールでもあるという考え方なので、ゆっくり落ち着いて過去やその日にあったことを振り返って、そうして明日どうするかについて考えたいなと思う次第である。

立ち止まってゆっくり振り返ってゆったり考えるって大切。