Pain is inevitable. Suffering is optional.=痛みは避けがたいが、苦しみはオプショナル(こちら次第)。
村上春樹氏の著書『走ることについて語るときに僕の語ること』に出てくる一節で、リディア・シモンというルーマニアのマラソン選手でオリンピック銀メダリストの言葉だそうだ。
昨晩のサッカーW杯(カタール)日本VSクロアチア戦を観終わって、この言葉を思い出した。
僕は手帳に自分なりに毎年厳選した名言、奮い立たせる言葉、ポリシー的な文字を書くページを用意していて、冒頭の言葉はもう10年以上手帳に残り続けている。
W杯関連のエントリーでは「結果が全てだ」ということも書いていて、過程はどうあれ結果が伴わなければならないということを主張した。勝てば官軍的なやつ。
で、負けた時は...負け。なんだけど、その痛みをどう捉えるかは痛んだ人が選べる。
・・・というようなことをボーッと考えたりした。それにしても僕はPKで勝負がつく残酷さがとても苦手で、故イビチャ・オシムさんの「PKは宝くじみたいなもの」という言葉の通りの気持ちを持っている。
日本代表選手や関係者の皆さんは素晴らしい仕事をしたし、目標達成とはならなかったけど、集中すべき“今”が“過去”になった今、全てが無駄ではないと考えて“未来”を見つめて先に進んでほしい。言われなくてもそうするだろうけど。痛みは避けられないけど、苦しみはこちら次第。
感傷的な気分そのままにポエム調のエントリーもたまにはいいよねと思って感じたことをそのまま書いた。後で読み返してきっと恥ずかしいやつ。