何度目かの「SD(システムダイアリー)のターン!」というやつが来て、メインとして使う手帳がペーパーリパブリックからSDになっているのだけれども、筆記用具のほうは鉛筆(とメカニカルペンシル)からジェットストリームに戻ってすぐさま「万年筆のターン」を迎えそうになっている。こういうものは寄せては返す波の如く順に繰り返しやってくるので黙ってそっとやり過ごすべきなのかもしれないが、当然そっとやり過ごすわけもなく、前のめりに波に乗っかっていくのが文房具沼の住人としての矜持というもの。
能率手帳ゴールドは言わずと知れた国内最強の部類の小型綴じ手帳なのだが、マンスリーがガントチャート式というクセの強いところも持っていて、それ故に手を伸ばしきれない手帳ユーザーも多くいらっしゃるところだと思う。かくいう僕もマンスリーブロックタイプが好きなのでガントチャートじゃなければもっといいのになぁと何度思ったことか。でもここを変えてこないところに凄みを感じるのも事実。そしてうまく使いこなせばガントチャートも非常に機能的である。

能率手帳ゴールドと愉快な筆記具たち。(左からパーフェクトペンシル、エクリドールシェブロン、キャップレス万年筆、LAMY cp1万年筆)
能率手帳ゴールドにはものすごい特別感を感じるとともに、年々上がる価格にも恐れ慄いている。このままだとかつて「高くて毎年買えねーよ!」と継続購入を諦めたスマイソンのパナマダイアリー(実際買ったのは現在廃盤のショッツミセラニーダイアリー。いい手帳でした。)に価格が近づきそうだ。パナマダイアリーももれなく値上がりしているので価格で追いつくことはないんだけれどもね。
能率手帳ゴールドを使う際にはノート機能が弱点なので、別でノートを用意する必要がある。月間予定はガントチャートで管理することになるが、どちらかというとウィークリーページを頻繁に見ることになるだろう。月間も見て週間も見て、というよりも週間予定に集中、みたいな使い方になる。一見不便なんだけど、確認すべき場所が固定化されるのは情報が分散しにくいのでメリットでもある。少々強引な理屈ではあるが。能率手帳ゴールドを使いこなすにはこの週間中心に動く習慣を身につける必要がある。

なにせトータルの年月ではSDよりも使用歴が長いので、使い勝手は慣れたもの。というかブログに載せる頻度が少ないだけで毎年買って使ってるので(使用頻度が高いとは言えないが)、当然と言えば当然。しばらく使っていなくても、触れば一気に自分の道具感が復活する。
相棒のノートに関してはダイアログノートブックにしようかなと考えたが、金菱が意外と裏抜けすることもあって、万年筆を多用していこうと思っていることからするといささか逡巡するところではある。手を伸ばして書きやすいプロダクトなので気に入ってはいるんだけど。
そう言えばもう10年近く前の運用だと能率手帳ゴールド+モレスキンという組み合わせだった時期もある。ノート部分をモレスキンに任せていたわけだ。モレスキンはご存知の通り万年筆との相性はよろしくない評判のノートなので、ここはロイヒトトゥルムに登板してもらうという手もある。ロイヒトトゥルムはモレスキンに比べて裏抜けは少ないようだ。
まあこうやって能率手帳をベースにサテライト的なノートを試して検討していってもいいかも。筆記具は万年筆もボールペンもメカニカルペンシルも鉛筆もその時の状況と気分によって使い分ける。おそらくどの筆記具で書いても僕は満足する。ああ能率手帳ゴールドの懐の深さたるや。僕のこだわりが浅いとも言えそうだが。
さあ、いろいろ準備して能率手帳ゴールドをメイン手帳として使ってみようか。
「能率手帳のターン!」復活なるか。

