2021年からSD(システムダイアリー)を使い始めて、システム手帳の良さ、特に“分類”のしやすさと"平坦に開く"使いやすさ(これはバインダーによるが)に感銘を受けてシステム手帳派に転向したが、2023年あたりから徐々に綴じ手帳に戻ろうかなと考えるようになった。SDは書き終えたリフィルを分類してしまっておけるシステムが確立しているが、他のシステム手帳はそうでもない。そして、分類・整理したリフィルをほとんど見返さない、ということに途中で気づいた。手帳を見返すのはほとんど綴じ手帳だけだ。過去を振り返るために手帳を使っているわけではないが、思い出としてだけでなく、過去の事象の確認をする時でも綴じ手帳の方が見返しやすいのかもしれないと再認識した。

今でも時々過去の手帳を見返す事があるが、それは能率手帳ゴールドであったりほぼ日WEEKSであったりモレスキンであったり。いずれも小型の綴じ手帳タイプだ。さっと手に取りパラパラめくる事ができるから振り返りやすい。
システム手帳といっても僕が最も活用しているのはシステムダイアリーというやや癖のある手帳で、リングが8穴であったりバインダーやリフィルのサイズが独自規格であったりして汎用性がない製品であった。でもこれが僕にとっては使いやすく、今振り返るとバインダーもリフィルのサイズも持ち歩いて使うには丁度良いサイズなのだ。
このシステムダイアリーと同等のサイズで綴じ手帳といえば能率手帳の普及サイズ、ノートだとモレスキン。このサイズ感が1番使いやすい。パラパラと振り返る手帳もこのサイズ。いろんなサイズや種類の手帳を使ったが結局はこの小型サイズに戻ってくる。

このブログはシステムダイアリーを使い始めて1年ぐらい経ってから(2022年)始めたのでバリバリのシステム手帳派に見えるかもしれないが、実際は綴じ手帳暦の方が断然長い。そして綴じ手帳派にまた戻ろうとしている。
でも、厳密にいうと綴じ手帳というか綴じ手帳とシステムの間を取った、リフィルを入れ替えることのできる手帳。あるいはリフィルノートの集合体。どうカテゴリに入れたらいいかわからない、そんな手帳をメインの手帳として使うことに決めた。システム手帳と綴じ手帳の好きなところをピックアップしたような手帳。トラベラーズノートブックで経験した一枚革にノートを挟んでゴムで留める仕様のノートブック。これにスケジュール機能とノート機能を持たせたシンプルな構成で、とにかく持ち歩いてなんでも書くためのノート群といった手帳、「ペーパーリパブリックのグランボヤージュポケット」。このチェスナット(栗色)を手に入れた。使い始めて2日で早くも傷だらけになるぐらい柔らかい革が気持ちがいい。手帳をラフに扱いたい僕と相性が良さそうで、使い倒して経年変化していくのが今から楽しみだ。これからはこの革で包んでゴムで綴じた紙の束を持ち歩く。