1年のうちで最も手帳が売れるのは12月らしい(11月説もある)。1月始まりの手帳が最もメジャーな存在だろうから、検討し始めて買うのがそれぐらいの時期になるのだろう。毎年決まった手帳を使っている人は発売になったら早々に手に入れるかもしれないし、年末ギリギリに特に迷うことなく買うパターンかもしれない。
つまりは今現在が最も手帳選びのシーズンだということだ。年がら年中手帳選びをしている身としてはやや季節感に欠ける常態化された環境に身を置いているのでちょっとピンとこない部分もある。手帳選びのシーズンって9月じゃなかったっけ?
冷静に考えると9月に来年の手帳を選んで買うのはかなりのフライング感があるはずだ。手帳好きでもない友人に9月に来年の手帳の話題を振っても「!??」となるだけだ。ましてや手に入れるなどありえない目で見られること請け合いだ。なので僕は周囲に手帳の話は持ち出さず静かに購入するだけである。
仕事もプライベートも含めた日常生活を過ごす上で僕が大切にしているルーチンのひとつは”手帳をいつも持ち歩く”ことだ。予定をたてたり確認したり、会話内容のメモをとったり、急に思いついたことを忘れないように書き留めたり。手帳が常に手元にあるおかげでこれらを逃さずに記録することができる。手帳を使い続けている中で気づいたことのひとつは、フロー情報もストック情報もある程度ごちゃ混ぜで記録してもあとで整理できるシステム手帳はかなり使い勝手がいい、ということ。そして常に臨戦体制でいられるのはある程度小型の手帳であったほうが都合がよい。
長く手帳を使っているといろんな手帳に出会うのでその度食指が動き、ついつい新しい手帳を試してしまう。今使っている手帳が最高と思って使っているつもりだけど、井の中の蛙では?もっと最高の手帳があるのでは?そんな風に理由をつけてもっと最高を探してしまうのだ。
今、SD(システムダイアリー)とPTMのDEER(バイブルサイズのシステム手帳)とジブン手帳miniを交互に使って試しているけれど、上記の手帳の使い方を一番満たせるのは一番小型のSDのようだ。筆記面積も最小なのでメリットデメリットは表裏一体だけれど、持ち運びが楽で常に身につけていやすいサイズであるSDはやっぱり手帳の最適解なのかもなと感じている。
僕の手帳探しの旅は終わりを迎えるわけではないけれど、どの手帳に行っても一旦SDに戻ってくるということは一番身体に合う手帳ということなのだろう。使っていて安心感が大きいし。
おそらく来年の手帳もこのままSDをメインとして選択することになると思うが、手帳を肌身離さず持ち、自分に起こるさまざまなことを記録する。いつも手帳と向き合っていたいと思う。