手帳の湖

手帳にまつわる自省録

繰り返しSDに戻る

僕の相棒手帳となって3年半ぐらいとなるシステムダイアリー(SD)。このブログを始める1年ぐらい前から使っている小型の国産システム手帳だ。SDにはいくつかバインダーの種類があるけれど、最もお気に入りはハイラインバインダーというSIRUHAコラボモデルで、黒のブッテーロレザーの手帳。独特の光沢と手触り、ミニマルな佇まいが素敵なバインダーだ。基本的にこのモデルをベースに数種類のバインダーを気分によって(あるいは緩やかなローテーション化して)使い分けている。

といっても4年半の間ずっとSDだけを使っていたわけではなくて、綴じ手帳や他のシステム手帳にもさんざん手を出してはSDに戻る、を繰り返してきた。今年初めにはHERMES VISIONをすかり気に入って、つい最近ではシステム手帳のバイブルサイズにも再度手を出している。

が、それでもやっぱりSDに戻ってくる。さっき書いた通りハイラインバインダーを基本としているが、今のローテーションはビニール製の幅広バインダー。

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SD幅広ビニール製バインダー

写真をパッと見て「これいいね!」とは決してならないであろう、昭和的な佇まい。ところがどっこい使いやすい。手元に置いておいて、あっ!と思いついたらすぐに手を伸ばして、パラパラとページを捲って文字を書き込む。この動作をかなり軽快に行える。本体のサイズ、リフィルのサイズ、リングのサイズ、バインダーの感触その他細かな要素が絡み合ってバランスの良さを醸し出して”使いやすいな”を組み上げているのだが、このビニール製のバインダーはそれがバッチリはまっていてかなり使いやすい。残念ながら写真ではこの良さをまったく表現できない。また、この使いやすさは僕自身が感じていることで、このブログを読んでくださっている方が同じように感じるかどうかはこれまたわからない。ちなみにいくつかのブログやSNSでこの赤いバインダーを見かけることがあるが、バインダー本体の幅が広いのでカットしたという人もいらっしゃって「めっちゃわかる」と思っている。そう、あと1cmとは言わない、5mmでも幅が狭ければもっといいのにと思う。この幅問題と昭和な見た目(とカラーリング)を除くとほぼ完璧に近い使い心地。

こんなに気に入っている赤いSDだが、それでも使っているうちに他のバインダーにもきっと目移りするだろう。だから気に入っているうちにガンガン使い倒したい。究極にはハイラインバインダーの幅広バージョンに手を出す選択肢も残してあるし。

ミニ6の手帳も使ってみたい欲もあるけれど、SDじゃないと満足できない変わった手帳病に罹っている気もするので今しばらくはSDを代わる代わる堪能したいのだ。