手帳に関連する本で一番影響を受けた本がこの「能率手帳の流儀」だ。(二番目は「佐々木かをりの手帳術」。)
この本が書かれたのは表紙の写真でわかるように、もう15年ほど前。実際に手に入れて読んだのは2010年代に入ってからだけれど、僕が能率手帳ゴールドを使うきっかけになった本。そして手帳の書き方の影響を最も受けた本でもある。汚く書く(きれいに書こうと思わない)や消せないペンで書く、といったものはこの本からの学びだ。
書いた後振り返ることの大切さも。手帳は考えるためのツールなのよね。
野口晴巳さんの手帳の使い方は「夢は必ず叶う」系ではなくかなり地味で(失礼)、とてもしっくりくる。ある意味佐々木かをりさんの手帳術とは逆の方向性。
有名な本なので詳しい内容を紹介するまでもないと思うが、能率手帳を使った手帳術というものではなく全ての手帳ユーザーが参考になる内容だと思う。なんというか一般的によくある「手帳を使いこなしてなりたい自分になる系」の(これまた失礼)手帳術本とは全く違うのでそういったものを期待している人は面食らうかも。豊かな人生の過ごし方は今を丁寧に積み上げていくことなんだということが学べ、それと同時に読むと能率手帳が欲しくなる。なんだかそんな本なのだ。
再読して能率手帳ゴールドが欲しくなってる。普及版と小型版どっちにするかな(違