手帳の湖

手帳にまつわる自省録

デジタルとアナログ

新しい技術が登場するとすぐ「デジタルかアナログか」という話になり、アナログは駆逐されるという話になる。写メール(懐かしい響き)が出たときはカメラがなくなると言われたし(確かにかなりその座は奪われたけど)、スマホが台頭したときは手帳はいらなくなるとも言われた。手帳はその役割の幅を広げつつ頑張ってると思う。そういえば本もなくなるとか言われてたっけ。

このブログは手帳ブログなので手帳に特化した話に持っていくと、今後も手帳は無くならないと思う。あくまで個人の考えなのだけれども、「アナログとデジタルの融合」はあまり進まないものの、「デジタルとアナログの併用」は依然として続くと思うのだ。

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Macbook Air とSD手帳。

ここで書いている「融合」と「併用」の違いは何かというと、融合は例えば紙の手帳に書いたデータをデジタルに変換して取り込む、みたいなやり方だ。これはかなり以前から仕組みとしてあるけれど、個人的に爆発的に利用が進むとは考えていない。だって面倒くさいもの。(※あくまで個人の意見です)

一方、「併用」は続くし増えると思う。僕の例で言えば、システム手帳とGoogleカレンダーを併用している。Macbook Airで調べ物しながら手帳にメモる。これも一種の併用か。こんな感じでそれぞれの得意不得意をカバーする運用は成り立つし、面倒くさくないものを取り入れていくという工夫は割と人はするものだと思う。

もちろんデジタルが優勢の世の中なので、人口の問題を横に置いておいたとしてもこれまで以上に手帳ユーザーが増えるとは思えない。人によってはスケジュール管理やメモはデジタル完結するからだ。ただ、手帳の良さを感じて使い続ける人は居続けると思っているので、「デジタルとアナログの併用」は続くと考えている。逆に言うと「アナログだけ」という人はいずれ居なくなるとは思う。シニア世代に片足突っ込んでいる僕ですらアナログ一辺倒ではないのだから、若い人は当然デジタルから避けては通れないだろう。

それにしてもここ最近はChatGPT熱がすごいのでそれによって消滅する職業はこれだ、みたいに特集されている。新技術登場時のだいたいいつものパターン。ChatGPT本人(?)に問いかけてみたところ、カスタマーサポート担当者、翻訳者、金融アドバイザーなんかは淘汰される可能性があるらしい。あまりそうは思わないけど・・・どうなんだろ。