手帳の湖

手帳にまつわる自省録

雑に扱えるSD手帳

手帳を長年使っているが、大きさやフォーマットそして素材などの好みはその時々で変わり、都度自分にとっての最高の手帳は更新され続けてきた。今でこそ小型のシステム手帳に落ち着いているが、手帳は最低でもA5サイズぐらいの大きさでないと!と思っていた時期もあった。手帳カバー素材に関しては本革最高!とうのが今現在も感じているところではあるが、実用性でいうと決して本革の手帳が最高と言えるわけではない。

僕の手帳の使い方は、手帳が趣味とか言ってる割には超実用手帳に考え方が寄っているので、手帳の中身自体は他人様にお見せするにはかなり味気ないものになっている。なので手帳ブログをやりつつも中身の公開は控えめだ。

普段使いの実用手帳とはいえ、持っている満足感、所有欲は満たしたい気持ちもあるので、持った時の手触りや、割と高級品だったり、その気になれば他人に自慢できる、蘊蓄も語れる手帳なんかを持ちたい。実際そういう時期もかなりあった。今もそうか。

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しかしながら、実用的な使いやすさだけを追い求めた場合、必ずしも革手帳である必要はないし、耐久性の問題を棚上げすると、ビニール製のカバーのほうがかえって雑に扱えるし耐水性も高いので使いやすい、と思うこともある。

写真の手帳バインダーはシステムダイアリーの「スタンダードバインダー」というビニール製のバインダーだ。以前にもこのブログで紹介したが、僕がシステムダイアリーを始めて買った時のバインダーだ。昨日のエントリーでSDハイラインバインダー(本革製。ブッテーロレザー)が最高、と書いたが、このスタンダードバインダーは総合的な使いやすさでは上回っているかもしれない。お値段的にもかなりお安いし、キズや汚れも気にする必要ないからだ。(ビニールにはスクラッチフリー加工というものが施してあって、キズがつきにくい。触った感触は少しザラザラする。)

本革の手帳であっても雑に扱うつもりで実際雑に扱ってはいるが、気も使っている。キズやシミがつくとそれなりにショックだし。一方、ビニール製のバインダーは寿命そのものはきっと革の手帳よりも低いけれど、ポケットに突っ込んだり机の上にポンと放り投げたりしても(投げないけど)そんなに問題ないと思えるので手帳を扱う動作に気を使う必要がない。

雑に扱える手帳、というのはそれだけでかなりポイントは高いのだ。