手帳の湖

手帳にまつわる自省録

切り替え準備

世の中はだいぶ前からクリスマスシーズンに突入していて、我が家もなんだかんだで1年のうち2ヶ月近くクリスマスツリーがリビングに鎮座している。ハロウィンが日本に浸透してからも随分と月日が経つが、僕が子供の頃には馴染がなかったので未だにピンと来ない。

手帳ユーザーの年末年始の嗜みのひとつとしては「新旧手帳の入れ替え」というものがあり、愛好家にとってはたいそう有意義な儀式となる。いや、愛好家の多くは年中その儀式やってる感あるな。

さて、2年前まで綴じ手帳を愛用していた僕は、旧い手帳から新しい手帳への情報書き換えを行うことによって新年を迎える心の準備を行なっていた。自分にとっての金言などの引継ぎたいメモを転記しながら「今年も終わるなぁ」といった気持ちと「来年も頑張りますか」といった気合い入れを行なっていたのだ。

システム手帳になるとバインダーを変えない場合は中身を入れ替えるものと入れ替えないものを分別するだけで完結するし、バインダーを変える場合でも、外して入れ替えるだけ。転記したりする手間はない。楽ちんでいいけど風情がない。面倒くささも時にはいいよねと感じる数少ない瞬間だ。

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風情がないというものの、来年から使うぞと決めているバインダーに切り替えるのは楽しみなので、たまに新しいバインダーを取り出して眺めてはニヤニヤしている。バインダーなので別に新年を待つことなく切り替えられるのだけれど、そこは、ね。