手帳の湖

手帳にまつわる自省録

記念日の記録

手帳でスケジュール管理する時にカレンダーやスケジュール部分に書いておくことのひとつとして、「記念日」がある。

記念日というのは人によってさまざまだけれど、誕生日や結婚記念日、記念日だと思えるものはなんだって記念日になる。

僕は記念日を増やしていくのは苦手なほうで、記念日としてもおかしくない日でもなんでもない日にしてしまいたいタイプなので他人からすると面白くない人間かもしれない。「自分自身が初めて○○をした日」みたいなのはあまり記録してこなかった。

しかし、子供が産まれると人は変わる。僕も息子が産まれてからの数年は毎日(?)が記念日だらけだった。ハイハイを始めた日、一人で立った日、おむつが取れた日、入園、卒園、入学・・・。

手帳を楽しんで、毎日を楽しむ。

一度きりの人生は楽しんだ方が楽しいだろうから、「記念日を設けて祝いたい!」と思ったらそのようにしたほうがきっと楽しい。そして、何かのきっかけで人は自ら変わるので(他人に変えられることはない。他人に影響されて自ら変わるだけだ)、自分自身の変化を楽しめばいい。

というようなことを手帳をパラパラとめくっていて息子の誕生日のところで手を止めてぼんやり考えた。

幼少期に「この世界は産まれてきただけの価値はある素晴らしい世界だ」と思えるように子供と接してきたつもりなのだけれど、毎日楽しめてるかな。去年、「お父さんみたいに僕も手帳使いたい!」というので一緒に銀座の伊東屋に行って買った手帳はほとんど使ってないようだけど。

手帳にちょこちょこと息子の成長の記録のようなもの(といっても日々起こることのメモ書き程度。)を書いているのだが、たまに読み返すと楽しい。これは本当に僕自身のプライベートの1番の楽しみかもしれない。家族でないと何も面白くない出来事だからこそ、面白い。

そう考えると毎日なんらかの記念日かもしれないからこれからもちょこちょこ記録していこうと思う。記録しないと記憶が呼び起こされないことが多くなってきているし。