手帳の湖

手帳にまつわる自省録

月光荘8B鉛筆

銀座にある月光荘画材店の「8B鉛筆」。書いて・描いて楽しい、極太芯の鉛筆だ。

このブログでちゃんと紹介するのは初めてだけど、以前紹介したつくしペンケースの中に随分前から収まっており、かなり長い間使ってきた鉛筆だ。一緒に買った時には薄ベージュ色だったヌメ革の鉛筆キャップも、すっかり飴色に変わっている。

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月光荘の商品で好きなものに、今回紹介している「8B鉛筆」ともうひとつ、「スケッチブック  ウス点 2F」がある。松下幸之助氏の依頼で作られた、薄いブルーのドットが入った画面のスケッチブックで、仕事でラフスケッチやアイデアをささっと書き出す時に使っている。ウス点については別の機会にまた記事を書こうと思う。

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さて、8B鉛筆はさすがにシステムダイアリーなどの小型手帳にメモ用途で使うのには合わないので、上の写真の組み合わせで使うことはない。ブログに毎回何らかのカタチでシステムダイアリーを登場させたいだけの写真である。(鉛筆だけの写真より締まるかなーと思って。)

8B鉛筆の基本的な使い方は、スケッチブックにアイデアを書き殴る、パワポ資料化する前のラフイメージを書き殴る、ホワイトボード代わりにミーティング時の説明書きとして書き殴る、といったものだ。基本常に書き殴る。丁寧に何かを書いたり描いたりするためには使っていない。

僕個人の感覚としてなのだけれど、筆で書いたときのように、書いた感覚が手を通じで体にも伝わって、書いたことが頭に入ってくる感覚がある。うまく表現できないのだけれど、必然的に字が大きく大胆になるので、書いた文字に意味を持たせやすいのだ。「書」のように「文字以上・絵未満」の字が書ける。何を言っているのかわからないかもしれないが、僕もどう伝えたら良いのかわからない。が、記憶に残るものを書き記すことができる画材だと思っている。

まぁ小難しい話は抜きにして、個性の光るよい鉛筆だ。単純に書き心地がよいし、鉛筆キャップからの出し入れも心地よいのでついつい手に取ってしまう文具である。