手帳の湖

手帳にまつわる自省録

モレスキンの話(1)

モレスキンを使い始めたのはかなり以前で、いつ頃だったかは忘れてしまったが、まだ「モールスキン」と呼ばれていた頃からの付き合いである。2000年台前半かな。付き合いである、といっても実際に使っていたのは2018年頃までで、ここ数年は使っていない。

モレスキンにはスケジュール機能が付いたものも販売されているが、僕が主に使っていたのはノートブックタイプのもので、特によく使っていたのがポケットサイズのルールド(罫線)。これを好んで使っていた。今使ってないので過去形になってしまうけど。

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気負わずメモをたくさん書ける、ノートがボロボロになるのも気にせず使うのがカッコいい、と思っていたので、手帳を多少乱雑に扱う僕としては相性が良く結構長い間メモ帳として重宝した。ただ、このモレスキン一冊だけだとメモ帳の役割しかないので、何かと組み合わせないといけない。モレスキンのスケジュール版も試してみたがしっくりこなかった。能率手帳ゴールドと組み合わせて使ったり、リドミニプランナーと合わせて使ってみたりしたけれど、2冊使いはやっぱりイマイチ使いこなせず。。。モレスキンのポケットにリドのマイクロプランナー(ミニプランナーのさらに小型版)を挟んで活用する、ということもやってみたりした。

手帳の役割としては大型化や小型化を行ったり来たりしながらも小型で一冊使い、という流れになっていったのでモレスキンは僕にとって中途半端な運用しかできないノートという分類になってしまってだんだん活用しないノートになっていった。

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モレスキンの良さは、なんでも思いついたことを紙にぶつけることができる懐の深さ、とこのサイズとフォーマットを使うためのストーリーがあるところ。巷で言われている通りそこまで紙の品質が良いわけではないので(といっても特に不満を感じたことはないけれど)、価格相応の満足感が得れるかは人によるところだと思うが、僕にとってはこのサイズ感が扱いやすかった。結局モレスキン能率手帳ゴールド(通常版)のサイズ感が自分にはあっていたので、現在のシステムダイアリーを選ぶ流れになっていったのだと思っている。

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モレスキンとシステムダイアリー 。このサイズ感が好きなのだ。

モレスキンで実践していた、「思い立ったらすぐに書く」はシステムダイアリーに引き継いでいるので、モレスキンの出番は今後なさそうだが、久しぶりに引っ張り出してきて触っているといろんなことを思い出す。

使う手帳は様変わりしているけれど、当時のメモを見返す限り書き殴る内容はそんなに大きく変わっていない。モレスキンを懐かしみながらも、情報を一纏めにできる懐の深さで言えばやっぱりシステムダイアリーだよなー、とあらためて実感している。

それにしてもモレスキンしかり、能率手帳ゴールドしかり、システムダイアリーSDハイラインバインダーしかり、僕はこのサイズの黒い手帳が好きなんだなー、と再認識した。