手帳の湖

手帳にまつわる自省録

フィッシャー スペースペン

FISHER SPACE PEN

僕が持っているボールペンの中で最小のものはこのフィッシャー スペースペン ブレット(EF-400)だ。

ラミーピコやファーバーカステルのエモーションもじゅうぶん小さいけれど、このブレットと名前のついた弾丸みたいなボールペンが手持ちの最小だ。マットブラックのものを持っているのだがすぐに無くしてしまいそう...と思いながらも無くさずになんとか長持ちしている。

f:id:diarylake:20220604142416j:image

スペースペンと名前がつく通り、”宇宙でも使える”ボールペンだ。アポロ11号のプロジェクトで採用された名品のひとつで、重力がなくても(つまり宇宙でも)書けるように窒素ガスで圧力を調整して無重力空間でもインクが出るように開発されている。こういうストーリーがあって蘊蓄が語れる文具は惹かれるものがあるが、熱く語りすぎて引かれることもあるから要注意だ。

f:id:diarylake:20220604142421j:image

実際に宇宙に行く予定なんてそうそうないので無重力で書けるなんてどうでもいいことに感じるけど、ペンを逆さまにして書いても書き心地が変わらないというメリットがある。そんな姿勢で書く機会もまずないけれど。ちなみに水中でも書けるらしいけれど試してみたことはないし試す予定も、ない。書き出しがスムーズなのはとてもポイント高い。擦れることはまずないので安心感がある。

f:id:diarylake:20220604142437j:image

筆記の際はキャップを外してお尻につける。そうするとそこそこ長くなるので書きにくいことはない。

f:id:diarylake:20220604142445j:image

システムダイアリー(ミニ6サイズ手帳ぐらいです)と並べたところ。

f:id:diarylake:20220604142451j:image

キャップを閉めるとこんなに小さい。ボールペンと認識されることはまずない。

メインのペンとして使うことはないけれど、このボールペンもLAMY PICOと同様、サブのボールペンとして常にではないけれど携行している。カバンに忍ばせておいていざという時に出番が訪れるように待機しているボールペンなのだ。

フィッシャー スペースペンはキャップアクションというものも持っているのだが、息子が欲しがったのであげた。使っているところをあまりみたことがない。