手帳の湖

手帳にまつわる自省録

SD手帳カバー(BP-500)

<BP-500>SDハイライン牛革製バインダー、というのが正式名称のようだけれど、

僕が使っているシステムダイアリー のうち、メインで使っているのがこのBP-500。SIRUHAとのコラボモデルのバインダー。

"オンライン限定、最高級バインダー
イタリア・ワルピエ社製高級牛革使用の
SDハイライン牛革製バインダー
“SD”と“SIRUHA”のコラボバインダーです!"

と、サイトに書いてある。オンライン限定なので店頭で手に取って選ぶということができない。税込¥26,180(2022年4月現在)と、気軽に手が伸ばせない価格でもある。

この手帳はこれまでのエントリーの中で最も登場している愛用の手帳。ビニール製のスタンダードバインダーをたまに使う日もあるけれど、基本的にこの黒い革バインダーを肌身離さず使っている。ブログの中に出てくる”システムダイアリー ””SD手帳”はほぼこの革製バインダーを含んだシステム手帳構成のことを指している。

そんな感じでしつこく登場する割にはちゃんとこのバインダーのことを書いていなかったので、あらためて写真付きで紹介しておきたい。とにかくシンプル。

もう1年数ヶ月使っているのでリングの跡がついていたり、表面がボコボコになっていたり艶が出てきたりと味のある経年変化をしている。

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艶が出てきていい感じになってきた。手で撫でて、この革の感触を味わうのが革手帳の醍醐味のひとつだ。

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裏側。凝った装飾はない。だがそれがいい。手縫いなのかとてもしっかりした作り。

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開いたところ。シンプルに全部革。ブッテーロ 。ポケットは付いていない。購入前はポケットがないと不便かもしれないと多少躊躇していたが、実際はポケットの役割を果たすリフィルなどを活用しているので不便は感じない。むしろ段差がないので書きやすい。リング跡がどうしてもついてしまうが、これも味のひとつとして受け入れている。以前はこの跡がどうしても許せなくて当て革がついている手帳しか選びたくない!と考えていた時期もあったが、今はこの跡じたいを楽しめるぐらいの気持ちの余裕が出てきて気にならないようになってきた。リング跡?そんなのは使い倒している証拠で味があっていいじゃない?ぐらいの気持ちだ。単純に歳をとっていろんなことに対して執着が薄れてきているのかもしれない。緻密さを求めず雑に捉えるスキルが身についてきた。右上はペンホルダー。ホルダーは可動式で出し入れ自由。この写真は使っていない格納状態。

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上からみたところ。ご覧の通り薄い。薄いが革が硬くしっかりしているのでふにゃっとならない。コバもいい感じに磨き上げられている。

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8穴リング。形が平たくリフィルがひっかかりにくい。ページもめくりやすい。このバインダーは180度パタンと開いてくれるので非常に使いやすい。

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ペンホルダーを出した状態。僕はドライバーズポケットというリフィルにペンを挿すのでこのペンホルダーはほぼ使っていない。

決して丁寧な扱いをしているわけではないけれど、メンテナンスはまあまあちゃんとしている。(革手帳のお手入れ参照)

知らないうちに大きめの傷がついているのを見つけてはショックを受けたりもするけれど、揉み込んどきゃ大丈夫、きっと味になる!といつも自分を励まして、愛情を持ちつつざっくり雑に扱っている。

革手帳はイニシャルコストは高いけれど、永く使える分ランニングコストは安いともいえる。飽きる、他のものが使いたくなる誘惑を退けることができれば(これがまた難しいのだけれど)お買い得かもしれない。