手帳の湖

手帳にまつわる自省録

手帳はONLY ONEで

世の中には手帳の使い方、運用方法がたくさんある。日本に限らず世界中のSNSやブログなどを見ていると色んな手帳を色んな使い方で楽しんでいる方がたくさんいる。使いたい手帳をひとつに絞らず、用途によって使い分ける。そんな使い方を紹介し、手帳に向き合う時間の素晴らしさや楽しさを伝えてくれている。

そういった使い方の情報は見ていて楽しいが、いざ自分がそういった使い方をするかといったら、しない。できないといった方が正しいかもしれない。

僕の手帳の使い方は上記の方々のようなキラキラとした魅力溢れる使い方ではなくて、どちらかというとおじいさんが古びた本革の手帳に細かい字であれこれ書き込んで使うような、渋くてカッコいい(と僕は思っている)そんな使い方を目指している。現時点で既におじさんのカテゴリに属しているのでおじいさんになること自体は時間の問題だ。

黒い本革の手帳に細かい字でびっしり書かれた手帳が自分にとっての魅力溢れる使い方、憧れの手帳の使い方だ。日本で言えば昨日アップした能率手帳ゴールドを使い倒している御仁、世界に目を向けるとfILOFAXのpocketをボロボロに擦り切れるまで使い続けているグランパ。お年寄りなってもなぜそんなに書くことがあるの?というぐらい小さな字で書かれている紙面はただただカッコいい。

そういった憧れからいかにもおじさんの手帳の佇まいである能率手帳ゴールドを使い、そして似たサイズの黒革の手帳(松本清張は黒革の手“帖”だ)を探して小型のシステム手帳であるシステムダイアリー(SD手帳)に行き着いた。

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システムダイアリー(SD手帳)

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能率手帳ゴールド

能率手帳ゴールドでもシステムダイアリーでも手帳の使い方としては「ONLY ONE」だ。(単純に”ひとつだけ”という意味。)他の手帳との使い分けや並行運用は想定していない。能率手帳ゴールドがどんなに素晴らしくて大好きな手帳だとしてもシステムダイアリーとの併用はしない。システムダイアリーが自分にとって1番でなくなった時に初めて単独復活運用がありえる。システムダイアリーが1番だ、と思っている間はシステムダイアリーしか使わない。ひとつの手帳を持ち歩き、手帳に書き込みたいことは全てこの手帳に書き込む。情報をあちらこちらに点在させない。

なのでこのブログで色々と紹介している手帳たちはかつて使っていた手帳であり、僕自身のアーカイブ的なモノばかりである。システムダイアリーのみが現役手帳なので、手帳術関連の話になるとシステムダイアリーばかりが登場することになる。こういった手帳の使い方はブログで連載したりするのには地味だしアピールすることが少ないので単調な内容になりがちだが、この手帳ブログはそれでも自分自身に向けた自省録的な意味合いで続けているので面白くなくてもごめんなさい、僕だけは面白いと思っているのです。というスタンスでやっている。なのでこのエントリー含めて同じような主張や内容が繰り返し登場するがこれがこのブログのテイストということでご容赦いただきたい。ブログをお読みいただいて、あれ?この人前も同じこと書いてなかった?と思ったらすみません、正解です。

黒い革の小型の手帳一冊で全てを賄う。そんな使い方を続けていきたいと思っている。