手帳の湖

手帳にまつわる自省録

すぐに書く

世の中に数ある手帳術の中で、最も大事なことのひとつは、

「すぐに書く」だと思う。

シンプルで強力な手帳術。既に何度か同じようなことを書いているが、大事なことなので何度でも触れる。思い立ったらすぐに書く。後回しにしない。

イデアでも予定でも何でも「書きたい」と思った時や、ある情報を得た時に「書いておくべき内容」があった場合できるだけ速やかに手帳に書き留める。これができるかどうかがとても大切だ。後で書こうと思っても忘れるし、ひらめきは消えてしまう。その時その時で新鮮な情報を手帳に閉じ込めないと情報の鮮度が保たれないどころか蒸発して消し飛んでしまう。これはここ何十年で幾度となく経験し、「あれなんだったっけなー、書いとけばよかった」という場面に何度も遭遇した。もったいない。思った瞬間書き留めてさえいれば一瞬で思い出せたのに。

よくあるシチュエーションが、道を歩いてるときなどにメモをとるべき状況になった時、手帳がバックパックの中にあるとき。手帳を取り出すのもめんどくさいのでついつい後で書こう、覚えておこうとしてメモすることを後回しにしてしまう場合などだ。

すぐに書くためにはすぐにかける状態にしておく必要があるので、手帳はいつも手元にスタンバイしている。出かける時はいつもポケットの中に入れている。ペンもセットしているので、5秒ぐらいあればメモできる。このすぐに書ける環境を整えておくことが大切である。紙にペンで書くまでのステップが少なければ少ないほどいい。カバンを開けなければならない、ポーチを開けなければいけない、手帳のベルトを外さなければいけない、ペンのキャップを外さなければいけない...。これらは僕にとって全て「書くのめんどくさい」に繋がる。これらを極力排除していった結果が現在の手帳構成だ。これを突き詰めていくと究極はペンが挿せるジョッターのようなものになるかもしれないが。

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開いてすぐに書けるよう、トップページをメモメージにしている。

今はスマホがあるので、手帳と補完関係を結ぶことができる。簡易なメモなら手帳がなくてももちろんできる。情報集約の観点であとで手帳に書き写すこともできる。うっかり手元に手帳を配備し忘れたときにはスマホに頼る。お風呂に入っているときにもいろいろ思いついてしまうがこれは致し方ない。

すぐに書ける環境を整えて維持する、ということは僕にとっては手帳でいろいろ管理する上でものすごく大事なことだ。これからも度々このことについて書いてしまいそう。

繰り返し繰り返し手帳のことを自省録として綴っているが、結局自分に言いたいことは「いつでもすぐに記録しろ」ということなのかもな、とあらためて思った。