手帳の湖

手帳にまつわる自省録

手帳時間

手帳に文字を書くだけでなく絵を描いたり、派手にデコってみたり、スケジュール管理を越えてあるいは管理をエンタメ化して楽しむ。そうやって手帳を趣味として楽しむ層が増えた。僕が手帳を使い始めた平成初期頃はそういった役割はもっぱらノートや日記帳の役割で、手帳はスケジュール帳としてもっとお堅い存在であった。システム手帳=ビジネス用途の手帳だったし、綴じ手帳も基本ビジネス手帳ばかりだった。当時から能率手帳ゴールドは憧れのおじさん手帳で、ビジネス手帳の頂点だった。おじさんとなった今、堂々と自慢げに能率手帳ゴールドを会議でチラつかせることができるが、「それ能率手帳ゴールドじゃないですか!さすがですね!」といった手帳マウントを促進してくれるようなコメントをくれる手帳好きな人は周囲にいない。だからSNSやブログに書き込むんです。閑話休題。昔の話はおじさんの記憶力に頼った思い出話なので多少曖昧であるがだいたいこんな感じだったと記憶している。

TwitterをはじめとするSNSを覗いているとカラフルで個性的な手帳の中身をUPされている人たちがいて、見ていて楽しい。真似できないなーと思いながらも、人が手帳で楽しんでいるのをみるのは同じ手帳好きとしてとても楽しくよい気分になる。

f:id:diarylake:20220129121533j:image

お見せするのに差し支えない程度のメモ書き。

では、僕自身はどうかというと、ただひらすら自分と向き合う時間が”手帳時間”だ。常に手元に手帳を携えていると何度もこのブログで書いているが、いつも持っているので特別手帳に向かう時間を決めているわけではない。思いついたらすぐメモをするからだ。ただだいたいの時間は決めてないものの1日の中で手帳を振り返る手帳時間のパターンは決まっていて、朝の仕事前(会社について始業までの間)、夜眠る前の時間(コーヒー飲みながら)、週末に手帳を磨いたりリフィルを交換する時間がそうだ。気持ち的な切り替えを必要とするタイミングあるいはリラックスしているタイミングに手帳を使って頭の中を整理したり、気持ちを落ち着けたりしている。

f:id:diarylake:20220129123251j:image

メモ全体はいろいろと差し支えるので全部モザイクに。

モザイクの写真を載せてもなんの参考にもならないが、基本的にちまちまと小さい字でびっしり文字を書いている。上記のモザイクがかかっていない写真は調べ物をしていた時のメモ。

とにかく誰かに見せる前提ではないので脈絡なく思いついたことを片っ端から書いていっている。後で振り返ったときに体系化した方がいいなと思ったことはまとめたりすることもあるが、それは稀だ。とにかくそのとき自分が思ったことを吐き出す感じでどんどんアウトプットすることによって何かが浄化されたような気持ちになり頭もスッキリするので、手帳になんでも書く時間を大切にしている。