手帳の湖

手帳にまつわる自省録

レフト式手帳

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手帳だけでスケジュール管理するならバーチカルタイプの手帳が最強だと思うけれど、PC・スマホと手帳のスケジュールを併用するなら手帳はレフト式という選択もあり。

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能率手帳に代表される、レフト式ウィークリーの手帳。ビジネス手帳に多いこのフォーマットだが、一時期、というかかなり長い間嫌っていたフォーマットだ。時間軸が横になっているのでスケジュールが視覚的に捉えにくい、予定が書きにくいとずっと長い間感じていた。ところが時が経ち環境が変わると考え方も変わるもので、今は大好き。我が愛しのシステムダイアリー(SD手帳)もこのレフト式フォーマットを採用している。

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レフト式フォーマット。システム手帳と相性がいい。

僕の手帳フォーマット遍歴はざっくりいうとレフト式〜バーチカル〜レフト式。最初使っていたシステム手帳とその後使っていた能率手帳はレフト式で、その後QUOVADISを手に入れバーチカル信者と化した。バーチカルフォーマットは本当に視覚的に予定の流れが掴めるので最高!という時期がトータル20年は続いた。QUOVADISに始まり、アクションプランナー、ほぼ日手帳オリジナル、EDiT、ジブン手帳などなど、手帳はコロコロ変えていたが基本バーチカル手帳から選ぶといったバーチカル至上主義者だったのだ。

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バーチカル手帳のフォーマット。ジブン手帳はバーチカル手帳の最高峰だと思っている。

10年ぐらい前から仕事の都合上Googleカレンダーで予定を管理するようになり、都度Googleカレンダーの内容を手帳に書き移していたが、ある日ふと、「書き写すだけの作業になってる。めんどくさい」と感じてしまった。Googleカレンダーの予定を全部書き写すのなんでだろう〜状態だ。仕事ではどっちみちGoogleカレンダーの予定を確認する。だったら手帳は完コピしなくてもいいんじゃないかと考えて工夫するようになった。その結果バーチカル式じゃなくてもいい、いやむしろバーチカルじゃない方がいい、となった。「Googleカレンダーと合わせて使う」というエントリーでも書いたが、今ではレフト式手帳に移行し、Googleに入っている予定の中から重要な予定(人と会うとか重要な会議とか)を手帳に書くことにしている。1日の中で重要そうな予定を書き出し、自分にとっての大きなイベントをおさえて1日のリズムを作るようにしている。またGoogleカレンダーにはプライベートの予定は入れていないので、オフ予定は全て手帳で管理している。これで「ただの作業」と感じることなく運用できている。

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レフト式は右側のページを全てメモページとして使える。

レフト式手帳のいいところは、見開き左側がスケジュールページで完結していて、右側は全てメモに充てられるところだ。左右で役割がキッチリ分かれているので中央にリングがあるシステム手帳では特に使いやすいと思う。右側のメモページはその日の簡単なタスクや簡易メモ、一言日記的なその日の感想などを書いている。毎日書くことをルール化しないというルールにしているので日によっては何も書いてない場合もあるが気にしない。

バーチカル式のデメリットとして感じているのは見開き1週間とした時の1日のメモスペース小さい問題だ。ジブン手帳のフォーマットの工夫やQUOVADISのエグゼクティブノートみたいな解決方法もあるが、レフト式手帳の方が僕としてはメモしやすい。好みや手帳そのものの大きさもあるけれど。

そんなこんなで少なくともGoogleカレンダーと手帳とでスケジュールを並行運用する限りは当面この運用で行こうと思っている。