手帳を活用するのはとどのつまり自分のためである。自分が手帳を使って満足した時間(生活、仕事も)が過ごせる、その助けとなる存在であればどんな使い方したってよいのだ。
僕にとっての手帳活用はメモ帳&スケジュール帳が基本であまり凝った紙面にする必要がないと思っている。趣味としての手帳という面よりも実用手帳としての手帳なのだ。色分けや手帳の使い分けは自分にとってかえってストレスになりそうなのでやっていない。いざ書く時に書き方や書く場所をあまり考えずにすぐ書き込むことができる方が好きだ。これはメモの技術だったりシステム手帳の利点だったりするかもしれないが、とりあえず書いてから後で分類することもできるからあれこれ考えずに書きこめるシステム手帳に落ち着いた。
手帳を趣味としている方は多くいらっしゃる。といっても趣味の世界ではマイナーだと思う。自分の周りをリアルに見渡しても同じ趣味を持っている人はほぼいないし、手帳歴30年の間でほんの数人にしか出会っていない。でもブログやSNSの台頭により、日本には(世界には)こんなに手帳好きな人がいるのだなということが知れて、そういう人たちと繋がろうと思えば繋がることができるようになった。15年ぐらい前にも手帳ブログをやっていたのだが、その時に比べるとマイナーなりに手帳趣味の世界はずいぶん広がったと思う。あの頃はスマホもSNSもなかったし。
手帳を趣味としている方の多くは手帳を集め、リフィル を集め、ペンや万年筆を集め、思い思いに手帳の中身を埋めていっている。それ自体がとても楽しく、気分がいいものだ。見ていても楽しい。(見るの大好き)それはきっと自分も手帳好きだからだ。手帳の元々の目的のための手段を超えて、手帳そのものが目的化しているのだが、それでいい。趣味なのだから。僕も自分にとって最高の相棒を見つける、という目的を理由に随分手帳やペンを集めた。趣味というのは趣味でない人からすると意味のない無駄遣いにしか思えないものだ。
持っている手帳などの一部。左上から時計回りにシステムダイアリースタンダードバインダー、能率手帳ゴールド、fILOFAX pocket sandhurst、つくしペンケース、ほぼ日手帳weeks(herzカバー)、hermes agenda GM。
僕は手帳は常に一冊しか活用しないし、人様に見せて素敵と言われるような紙面でもないのだけれど、手帳が趣味と実益を兼ねていると思っている。手帳術的なことを自分で考えて実行してうまくいったら嬉しいし面白い。
人からどう思われようと、手帳を集めたかったら集めればいいし、思うように使えばいい。どんな使い方をしても問題ない。手帳を愛でて眺めて活用し、自分がワクワクする方へ向かえばいいと思う。手帳は自分のためのもの。
以上、手帳蒐集を正当化する言い訳でした。
(自分の人生の一部を預ける相棒探しは大事!)